大谷の二刀流ルーティンは独特 トレードでシーズン中の環境変化は大丈夫か…マドン前監督の答えは?

2023年07月16日 08:17

野球

大谷の二刀流ルーティンは独特 トレードでシーズン中の環境変化は大丈夫か…マドン前監督の答えは?
エンゼルス監督時代のジョー・マドン氏 Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、大谷のシーズン中のトレードについて先入観を持っていた。
 大谷の二刀流選手としての日々のルーティンは、他の選手とは著しく異なっていて、細かく管理されているから、環境が変わると本人も大変だし、受け入れるチームにとっても難しい。トレードは彼にとってもチームにとっても必ずしも良いことではないのではという懸念だ。

 一方、オフのフリーエージェント移籍なら春のキャンプが6週間もあって、その長い間に、新しいチームも大谷も、互いのやり方に合わせることができる。開幕戦までにチームのシステムのひとつとして馴染んでいる。

 「シーズン中のトレードは是か非か?」。ローゼンタール記者は彼の懸念を大谷を良く知る人物にぶつけ、意見を聞き、15日(日本時間16日)に記事にしている。一人は元エンゼルス監督のジョー・マドン。マドンは電話で即座に否定した。「シーズン中であっても問題なくアジャストできる。彼のルーティンは明確で高度にシステム化されている。そして本人が新しいチームに何が必要かきちんと伝えられる。新しいチームは彼の言うことに合わせればいいだけ。誰も大谷に、代わりに我々としてはこうして欲しいと要求したりはしないだろう」と説明している。

 現在のエンゼルスのスタッフに「トレードされたら大谷にとって困ることになると思うか?」と訊くと、「100%、そんなことはない」と返答している。

 もちろんトレードを決めるのは大谷本人ではなく、アート・モレノオーナーだ。ただもし大谷本人にこうして欲しいという希望があるとしたら、それは彼の快適さのレベルに根ざしていない。マドンやエンゼルスのスタッフの証言を基にすれば、それよりも勝ちたいということ。オールスター期間中、大谷の最も記憶に残る発言は「“It sucks to lose.”負けることにうんざりしている」だった。

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