×

阪神・前川 3番起用で当たりまくり打率・419 初回に高橋宏から先制打「しっかり振り切れた」 

2023年07月16日 05:15

野球

阪神・前川 3番起用で当たりまくり打率・419 初回に高橋宏から先制打「しっかり振り切れた」 
 初回1死三塁、前川は高橋宏から先制適時打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-6中日 ( 2023年7月15日    甲子園 )】 敗戦後も阪神・前川は前を向いた。8回に四球で出塁して代走・熊谷が送られ、最後はベンチで見届けた。「切り替えて、明日も一からスタートするだけ。悪かったところを改善します」と語った。
 フレッシュな輝きが甲子園を包んだのは初回。1死三塁で高橋宏の4球目、154キロ直球を前川のバットが捉えた打球は前進守備の一、二塁間を破った。

 「森下さん、中野さんといい流れをつくってくれたので、楽な気持ちで打席に入ることができた。追い込まれて、詰まらされたけど、しっかり振り切れたので抜けてくれた」

 1学年上の侍ジャパン右腕・高橋宏とは前回6月28日の対戦で3打数2安打。投球のイメージは頭にしっかり残っていた。6月29日の中日戦以来、出場11試合ぶりの打点。7月初打点とともに得点圏打率も21打数9安打、・429、7打点に上げた。14日に「もう1軍の戦力やんか。エレベーター選手とちゃうで。クリーンアップ選手やで」と成長を認めた岡田監督の期待にも応えた。3番では11試合に出場し、43打数18安打、打率・419、3打点。役目を十二分に果たしている。

 甲子園では「夏のこどもまつり」として、5月ゴールデンウイーク以来、スコアボードがひらがな表記された。その時期の前川はまだ1軍未経験で、「まえがわ」での登場は今回が初めて。5月30日西武戦でのプロデビューからここまで、急速に成長している。

 右肋骨骨折の近本も球宴中の1軍練習に参加が決定。それでも、森下と前川が両翼を固める布陣は、後半戦も増えるはずだ。 (鈴木 光)

おすすめテーマ

野球の2023年07月16日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム