春の近畿王者・智弁学園がコールド発進--場外弾の中山「夏こそ甲子園に」

2023年07月17日 04:32

野球

春の近畿王者・智弁学園がコールド発進--場外弾の中山「夏こそ甲子園に」
<香芝・智弁学園>5回、中山は右越えソロを放つ(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権奈良大会2回戦   智弁学園14-0香芝 ( 2023年7月16日 )】 春の近畿大会を制した智弁学園が夏の初戦を迎え、5回コールド、14―0と香芝を圧倒した。
 「3番・遊撃」で先発出場した中山優月(ゆづき=3年)が、11―0の5回に右翼場外へソロ本塁打を放つなど2打数2安打3打点。16安打14得点の打線をけん引した。「2打席目までは前に突っ込んでいた。本塁打の打席は、軸で立つことを意識した」

 春の近畿大会優勝後は、1日2000スイングを振り込んできた。投手としても最速146キロを誇る右腕は、走り込みも重ねて、体のバランスを整えた。原動力は、秋準決勝、1―4で敗れた天理戦だ。

 「秋に負けてから、天理にはもうやられないぞと思ってやってきた。天理の試合を見ていると、燃えてくるものがある」

 今年の3年生は、聖地へ強い思いがある。中山は「今年のチームはまだ、誰ひとり甲子園に立っていない。最後の夏こそ甲子園に行く」。最初で最後の夢の舞台を、苦しんできた仲間と共に目指す。

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