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【甲子園】神村学園・小田監督 勝ち越しでド派手なガッツポーズに「つい出てしまいました。すいません」

2023年08月19日 15:50

野球

【甲子園】神村学園・小田監督 勝ち越しでド派手なガッツポーズに「つい出てしまいました。すいません」
<おかやま山陽・神村学園>8回、正林の適時打にガッツポーズする神村学園・小田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第12日・準々決勝   神村学園6―0おかやま山陽 ( 2023年8月19日    甲子園 )】 大会第12日の第3試合では、4年ぶり6回目出場の神村学園(鹿児島)が6―0で、6年ぶり2回目出場のおかやま山陽(岡山)に勝利。初の4強入りを果たした。鹿児島勢の4強は、2006年の鹿児島工以来17年ぶり。
 初回1死二塁、2回無死一、三塁と好機をつかみながらも無得点。6回も無死一塁から送りバントが一邪飛となり、次打者も遊ゴロ併殺に倒れた。それでも、両軍無得点で迎えた8回、敵失と野選で1死一、三塁とし、4番・正林輝大(2年)の右前適時打、5番・岩下吏玖(2年)の右前適時打で2点を勝ち越し。さらに2死満塁から松尾大悟(3年)の走者一掃の左翼線適時二塁打で3点を加え、この回一挙5点を奪った。9回1死二塁からは代打・入来田華月(1年)の中前適時打で1点を加えた。

 先発の右腕・松永優斗(3年)は、丁寧に低めをついて内野ゴロを打たせる投球で5回まで無失点で、6回2死一、二塁、1ボールで降板。代わった左腕・黒木陽琉(3年)は4番・土井研照(3年)を空振り三振に仕留めた。7回以降も大きなカーブを武器にリードを守り切った。

 8回に正林の勝ち越し打した瞬間、ベンチでガッツポーズした小田大介監督は試合後、「本当に序盤から積極的に動いたんですけど全くハマらずに苦しい展開になったんですけれども、選手たちがよく活躍してくれて、カバーしてくれたんで、選手には感謝しかないです」と話した。そして「なかなか歯車がかみ合わず、1回戦から3回戦までと違って、なかなか動いてもうまくハマらない展開だった。凄く迷いながらやってしまった。選手には申し訳ないと思いながら、でも5回以降、クーリングタイムで逆に気持ちを切り替えてもう1回、攻める気持ちでいくぞと言って6回以降に入った」と明かし、正林の勝ち越し打には「打ってくれると信じていた。(ガッツポーズは)選手が頑張っているんで、成長した選手を見てうれしくなって、つい出てしまいました。すいません」と申し訳なさそうに振り返った。

 先発の松永から6回に黒木にスイッチしたことは「スライダーが抜け始めてカウントが取れなくなったので、山陽さんは浮いた高い球は強いイメージがあったので、打たれる前に早めに手を打とうと思って黒木に代えました」と説明し「黒木はナイスピッチングだった」と評価。守備は無失策で「打てない展開で流れが悪い中、粘り強い守備ができました。ロースコアのプラン通り、うちのペースにもっていけました。それで終盤、粘り強い攻撃に移れたと思う」と話していた。 

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