村上不在も若手躍動連勝　高津監督「チャンスだと思って頑張る選手が1人でも2人でも出てくるチームが…」

2023年08月19日 23:34

野球

村上不在も若手躍動連勝　高津監督「チャンスだと思って頑張る選手が1人でも2人でも出てくるチームが…」 — ＜ヤ・中＞高津監督（撮影・尾崎　有希） Photo By スポニチ

【セ・リーグヤクルト3―2中日（ 2023年8月19日神宮）】ヤクルトは、高卒4年目の武岡が2―2の7回1死三塁で決勝の左犠飛を放ち、連勝を飾った。先発の高橋は6回2失点と力投。体調不良で村上を欠く中、接戦を制した。高津監督の一問一答は以下の通り。

　――先発の高橋は2回以降は走者出しながらも粘った。

　「球数を投げられるようになったのは、前回も言ったんですけど、成長したと思いますが、ただ内容を見ると変化球で腕を振れなかったり、腕を振るとコントロールできなかったりとか。リカバリーの時間をしっかり与えているので、身体の状態的にはそんなに悪くないと思うんですけど、内容としてはよく粘った場面もありましたけど、今一つだったかなと思いますね」

　――投手陣で岡林の連続試合安打を止めた。1番打者としても、出塁させなかったのは大きい。

　「すごく難しいバッターなので、いろいろ対策を練っても、それでもヒットを打ってくるのが彼だと思っているので、そう考えたら、5打席凡退に抑えたわけですから。いいところに投げたんだろうなという感想ですね」

　――8番で出場した丸山和が打撃で存在感。

　「バッティングがまったくで…最近（苦笑）。今日みたいに逆方向であったり強い打球を打てる、もともと肩と足、守備力にはまったく問題ないんだけれども、そこ（打撃）が課題だったんだけれども、今日のようなバッティングでランナーに出てくれたりね。昨日今日と8番を打たせていますけど、すごくいい働きをしてくれていると思います」

　――塩見、並木が不在の中、チームにとっても大きい。

　「常に競争競争と、昨日の武岡と長岡じゃないですけど、塩見はやっぱりチームの中心選手ですけども、こういう何かあった時に代わりでぽっと出てくる、チャンスだと思って頑張る選手が1人でも2人でも出てくるチームが本当のチームだと思っているので、そういう意味では彼らにとってはチャンスだと思っていますし、いい結果でよかったと思います」

　――前日に続き、武岡が決勝点となる犠飛。

　「よく粘れるようになったかなと思います。初球とかけっこう空振りしたり、低めのボール球に手を出したりするんですけど。相手の特徴を見ながらバッティングできるように少しづつなってきたかなというふうに思います」

　――前日に左手を負傷した中村が先発を外れた。一夜明けて状態は。

　「今日はちょっと無理でしたね。まったく使う気なかったです。守備もバッティングも使う気なかったです。多分、明日も無理だと思います」

　――骨に異常は。

　「骨は大丈夫です。痛みさえひけばという感じなので。まだ痛みが残っているので。ちょっとまだ出場は見合わせています」
　――体調不良の村上はまだ時間がかかるか。

　「一応、最短はというのは聞いているんですけど。ちょっと今は、僕からはちょっとコメントできないですね」

　――出場選手登録を抹消となった並木は2軍でどう鍛え直してほしいか。

　「どう言ったらいいんですかね……ちょっとすみません」
　――何かトラブルがあったのか。

　「トラブルです。なので。はい」

　最後に頭部死球を受けた中日・石川昂について自ら切り出してた。

　「一生懸命やってる中で、デッドボールって、つき物なのかもしれないですけど、頭に当たる、当ててしまったというのは、何となく勝っても、ずっと心に残ってるし。無事でまた明日、出場してくれることを祈っています」