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【甲子園】神村学園・正林 8回勝ち越し打に「思い切ってバットを振っていった」初4強で笑顔

2023年08月19日 15:54

野球

【甲子園】神村学園・正林 8回勝ち越し打に「思い切ってバットを振っていった」初4強で笑顔
<おかやま山陽・神村学園>8回、正林は均衡を破る先制適時打を放ち、ガッツポーズで吠える(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第12日・準々決勝   神村学園6―0おかやま山陽 ( 2023年8月19日    甲子園 )】 大会第12日の第3試合では、4年ぶり6回目出場の神村学園(鹿児島)が6―0で、6年ぶり2回目出場のおかやま山陽(岡山)に勝利。初の4強入りを果たした。鹿児島勢の4強は、2006年の鹿児島工以来17年ぶり。
 初回1死二塁、2回無死一、三塁と好機をつかみながらも無得点。6回も無死一塁から送りバントが一邪飛となり、次打者も遊ゴロ併殺に倒れた。それでも、両軍無得点で迎えた8回、敵失と野選で1死一、三塁とし、4番・正林輝大(2年)の右前適時打、5番・岩下吏玖(2年)の右前適時打で2点を勝ち越し。さらに2死満塁から松尾大悟(3年)の走者一掃の左翼線適時二塁打で3点を加え、この回一挙5点を奪った。9回1死二塁からは代打・入来田華月(1年)の中前適時打で1点を加えた。

 先発の右腕・松永優斗(3年)は、丁寧に低めをついて内野ゴロを打たせる投球で5回まで無失点で、6回2死一、二塁、1ボールで降板。代わった左腕・黒木陽琉(3年)は4番・土井研照(3年)を空振り三振に仕留めた。7回以降も大きなカーブを武器にリードを守り切った。

 勝ち越し打を放った正林は試合後、「序盤はきつい展開だったけれど、守備からリズムをつくることができました」と言い、勝ち越し打は「思い切ってバットを振っていった。やっと1点が取れてよかったと思いました。これまで1点にこだわった野球をしてきて、その1点1点を積み重ねることができました。投手陣が頑張っているので野手陣も頑張っていこうと話し合っていました」と笑顔で振り返った。次戦に向けては「しっかり目の前の試合を1つ1つ勝っていきたい」と話した。

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