阪神・佐藤輝 再出発のマルチ 3試合ぶり「6番・三塁」で先発 悔しさバットで晴らした

2023年08月19日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 再出発のマルチ 3試合ぶり「6番・三塁」で先発 悔しさバットで晴らした
<D・神>9回、右安打を放った佐藤輝(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1-2DeNA ( 2023年8月18日    横浜 )】 再出発のマルチヒットだ。16、17日の広島戦で先発落ちした阪神・佐藤輝が、3試合ぶりに「6番・三塁」でスタメン出場。1点を先制した初回2死一、二塁では左飛、4回1死では空振り三振。漂う沈黙の気配を打破したのは7回だ。1死から東の高め直球を左前へ運ぶと、9回1死では森原のフォークを捉え、右翼線へはじき返した。
 「最後のヒットなんかはよかったと思います。(結果にこだわった?)それはいつでもこだわってます」

 体内に充満した悔しさをバットで晴らした。15日の広島戦。4回に平凡な三ゴロを失策し、2点を追う8回無死二、三塁では内野が前進守備を敷いていないにもかかわらず前にすら飛ばすことができず、3球三振に終わった。攻守に精彩を欠き、翌日からは1軍で三塁未経験の小野寺に定位置を明け渡した。この間、チームには優勝マジックが点灯。燃えないわけがない。

 「(続けていく?)そうですね、はい」

 再起を期す男が、横浜の地から逆襲の道を歩き出す。(八木 勇磨)

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