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阪神・村上「仕事はできていない」 熱投6回1失点も宮崎の被弾悔やみ不満顔

2023年08月19日 05:15

野球

阪神・村上「仕事はできていない」 熱投6回1失点も宮崎の被弾悔やみ不満顔
<D・神>4回、頭に氷のうを乗せる村上(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1-2DeNA ( 2023年8月18日    横浜 )】 掲げる理想が高いからこそ、試合後の阪神・村上は厳しい表情を崩さなかった。6回3安打1失点の好投で自身8戦連続、チームとしても6試合ぶりのクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を記録。それでも3年目右腕は敗戦の責任を背負っていた。
 「あそこで1本ホームラン打たれてなければ、負けなかった。チームを勝ちに導けなかった面では、仕事はできていないですね」

 持ち味のゾーン低めへの制球力を生かし、3回までわずか1安打投球。唯一の悔恨は1点リードの4回だった。試合前時点で6打数3安打と苦手とし、第1打席でも左前打を浴びていたDeNAの宮崎に、初球から2球続けた内角高めへの直球を左翼スタンドまで運ばれた。自身3戦連続被弾。チームでは西純と並び最多の9被弾目となる同点アーチの放物線を見届け、唇をかんだ。

 「内(角)を使わないと抑えられない打者。自分はフライ(を打たせる)投手なので、一発というのはどうしても仕方ない。配球面であったり、どういう攻め方をするかを見直していきたい」

 5、6回と連続で3者凡退に抑えるも、同点の7回1死満塁で代打・ミエセスを送られ、わずか81球での降板に。勝ち越しを信じてベンチから声を張り上げ続けるも、結末は三ゴロ併殺打と非情だった。

 「もっと投げたいというのは本心。欲を言えば7、8回まで投げたかったですけど、ああいう場面だったんで仕方ないと思います」。

 自らに言い聞かせるように話しながら、25歳右腕はチームバスへと続く通路へと歩を進めた。防御率は1・99と再び1点台に乗せ、広島・床田に続いてリーグ2位に。今季自己最長の3試合勝利なしでも、飛躍を続ける右腕の安定感に陰りが見える様子はない。(阪井 日向)

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