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元虎戦士・北條が決めたガッツポーズ「プロでもあまりしたことがないかも」 都市対抗へ導く一打

2024年06月07日 07:00

野球

元虎戦士・北條が決めたガッツポーズ「プロでもあまりしたことがないかも」 都市対抗へ導く一打
<三菱重工West・日本製鉄瀬戸内>都市対抗本戦出場を決めて記念撮影する北條(前列中央)ら三菱重工Westの選手(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【都市対抗野球大会近畿地区2次予選第3代表決定戦   三菱重工West6―2日本製鉄瀬戸内 ( 2024年6月6日    わかさスタジアム京都 )】 社会人野球に全てを注ぐと決めた元阪神・北條史也の覚悟は、本大会に導く一打になった。「僕が来て(都市対抗に)出られなくなるのが嫌でした」。本大会出場をかけた一戦に「3番・二塁」で先発。1―0の5回2死一、二塁で右中間へ2点二塁打を放つと、一塁ベンチを指さし叫びながら二塁に走った。
 「(ガッツポーズは)プロでもあまりしたことがないかも。独特の雰囲気で楽しかったですね」

 光星学院(青森)から12年ドラフト2位でプロ入りし、昨季まで11年間を阪神で過ごした。そして社会人野球での現役続行を決断し、初めての都市対抗予選を迎えた。「社会人野球を甘く見て入ってきていない。必死でした」。NPB通算455試合出場の実績に関係なく、定位置争いからの再出発だった。入社当初は6番として起用され、今予選中に3番に昇格。結果で信頼をつかみ取った。

 「毎日緊張が続いていたので、ホッとしました」

 重圧と戦った予選中でも古巣の勝敗は気になった。「苦しい期間があったからこそ(優勝できた)と言える一年になると信じて応援しています」。阪神時代には伝統の一戦として戦い、大きな声援を浴びていた東京ドームに、新たなユニホームで、新たな仲間とともに戻る。 (河合 洋介)

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