阪神・岡田監督「明日から開幕」 今季初の同一カード3連敗も“リセット”「みんな切り替えてやろうと」

2024年06月07日 05:15

野球

阪神・岡田監督「明日から開幕」 今季初の同一カード3連敗も“リセット”「みんな切り替えてやろうと」
<神・楽>7回、交代を告げ、引き上げる阪神・岡田監督(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神1ー4楽天 ( 2024年6月6日    甲子園 )】 終わったことを、あれこれ考えても始まらない。阪神・岡田監督は、楽天に3連敗して勝率5割になったことで、逆に前を向いた。
 「もうええやん。(貯金)ゼロになったから。明日から開幕するんやから。みんな毎日、切り替えてやろうとしているんやから」

 いったんリセットする――。その思いを口にしたくなるほど、直近のチーム状況は明らかに悪かった。この日も低調な打線は機能しなかった。前川を、前日と同じ2番に入れ、左腕に対して初めてスタメンで起用したものの、上位打線が相手先発・藤井に、完全に封じられた。得点はわずか1。それも投手の西勇が3回の適時打で挙げたものだった。

 負のデータがいくつも並ぶ。(1)甲子園での交流戦同一カード3連敗はシーズン最下位に沈んだ18年以来(2)5月26日巨人戦から始まった甲子園6連敗も同18年以来(3)14試合連続4得点以下は4位に終わった16年以来の低迷…いずれもBクラスに終わったシーズンに残したもので、不穏な未来を暗示しているかのようだ。

 しかし、当時と今とでは明らかに違うところがある。前年優勝したチームであり、勝ち方、苦しい状況のしのぎ方を知っている選手ばかりだということ。

 チームが奪った今季の183四球は、ヤクルトとの184に次ぐリーグ2番目の多さ。武器である選球眼は、今年も健在だ。打てないとこれだけ嘆いていても、総得点の162は、ヤクルト、DeNAに次いで3番目に多い。王者のプライドにかけ、過去のマイナス要素を全て打ち破る。(倉世古 洋平)

 ○…阪神は3連敗で4月18日以来の勝率5割となった。交流戦のカード3連戦全敗は、19年楽天戦(倉敷1、甲子園2)以来。甲子園の3連戦では18年ソフトバンク戦以来6年ぶり。交流戦8試合を消化して1勝7敗は、10、11、18年の2勝6敗を下回る低いスタートとなった。

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