大野豊氏 石原と好リズムだった九里 あとは適時打が出れば、さらに攻撃がつながり勢い増す

2024年06月07日 06:30

野球

大野豊氏 石原と好リズムだった九里 あとは適時打が出れば、さらに攻撃がつながり勢い増す
大野豊氏 Photo By スポニチ
 【交流戦   広島3ー1日本ハム ( 2024年6月6日    マツダ )】 【大野豊 視点】2試合続けて初回に先制し、2回の追加点も効いた。先行逃げ切りの理想的な形に持ち込めた。早々の3得点は先発投手を勇気付ける。九里も応えた。制球良くストライク先行で攻め、7回で10個の内野ゴロを取って持ち味を発揮した。
 前回に続いて石原とのバッテリー。サインに首を振る場面も目立った1週間前と違ってリズムも良かった。しっかり話し合って臨んだのだろう。配球にも違いがあった。速球系を増やし、打者に意識させた上で低めの変化球で打ち取った。

 石原は今季7度目の先発マスクで3勝目。交流戦に入ってからは過去3連敗だった。捕手は試合に出て経験を積み、勝つことで自信も生まれる。初回には二盗も防いだ。坂倉の打撃不振で出場機会が増え、彼にとっても大きなチャンスだ。

 勝った中で課題を挙げるなら、本塁打以外では63イニングにわたって適時打がないことだ。毎試合、本塁打を出すのは簡単ではない。適時打が出れば、さらに攻撃がつながり、勢いも増すはずだ。(スポニチ本紙評論家)

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