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日本ハム・田宮 侍・井端監督の前で2安打 「選ばれるように頑張りたい」

2024年06月07日 06:00

野球

日本ハム・田宮 侍・井端監督の前で2安打 「選ばれるように頑張りたい」
<広・日>7回1死、右前打を放つ田宮(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム1-3広島 ( 2024年6月6日    マツダ )】 日本ハム・田宮裕涼捕手(23)が6日、広島戦で自身初の4番に抜てきされ、7回に右前打、9回に中前打を放つなど、今季15度目のマルチ安打をマークした。リーグトップを走る打率は・347まで上昇。チームは2連敗を喫したが、視察に訪れた侍ジャパンの井端弘和監督からも注目される中で、6年目の「打てる捕手」が自慢のバットコントロールをアピールした。
 自身初の4番抜てき。田宮にとって、22年のオープン戦以来の打順だったが、「4番とかでも別に僕のやることは変わらない」。快音を響かせ続けるバットから、この日も2安打が生まれた。

 0―3の7回だ。水谷の右犠飛で1点を返し、1死走者なし。追い込まれならも、九里のスライダーを右前へはじき返した。9回2死走者なしでも中前打を放ってマルチ安打をマーク。2、4回の2打席はいずれも内野ゴロに打ち取られていただけに「引っかけた当たりを2本打ってしまったので3、4打席目にしっかり修正できた」とうなずいた。

 リーグトップを走る打率も・347に上昇。昨季までわずか31試合出場だった6年目捕手が、実りの時を迎えている。チームは6安打1得点で2連敗を喫したが、打撃の好調さを買って4番に起用した新庄監督は「今一番、チームで調子がいい水野君、水谷君、田宮君を(2~4番に)並べてどうかなって。しっかり打ちましたね」と目を細めた。

 この日は侍ジャパンの井端弘和監督がマツダスタジアムを訪問。井端監督からは打撃練習後に「今日は見てるから頑張ってね」と声をかけられた。11月には国際大会「プレミア12」も開催される予定で、井端監督は「ミート力が高い。捕手で1年目みたいなものなので、チームでこのまま出続けてほしい」とエールを送った。まずはシーズンの戦いが最優先だが、田宮は「選ばれるように頑張りたい」と呼応。活躍を続けた先に、日の丸を背負う日も待っている。(田中 健人)

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