実は投手希望だったヤンキースのソト、14歳でブレーブスのトライアウトを受けたが、その結果は…

2024年06月07日 11:32

野球

実は投手希望だったヤンキースのソト、14歳でブレーブスのトライアウトを受けたが、その結果は…
ヤンキースのフアン・ソト(AP) Photo By AP
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のクリス・カーシュナー記者がヤンキースのスラッガー、フアン・ソト外野手(25)の子供時代について報じている。
 ドミニカ出身だが、実はメジャーで投手になることを夢見ていた。14歳の時、投手としてアトランタ・ブレーブスのトライアウトを受けた。しかし目に留まることはなかった。

 「スカウティングレポートはひどかった。素晴らしいコマンドを持っているが、力があまりない。速球は83~86マイルだと」と外は振り返る。チェンジアップとそこそこのカーブがあり、コントロールは良かったが、それでは十分ではなかった。

 14歳でも92~95マイル(約148・0キロ~152・9キロ)を投げる友人には全くかなわず、リトルリーグのコーチに「おまえは外野手で頑張れ、うまくいかなければ、投手に戻ることもできる。試してみるとそれがうまくいった。だから今ここにいる」と笑顔で話しあ。

 ソトは抜群の選球眼を持つことで知られる。それを養ってくれたのは父親だった。フアン・ホセ・ソト・シニアは、ソトが生後6カ月のとき、早くもドミニカのウインターリーグの試合に連れて行った。歩き始める頃には、バットに似た物を持たせて、ひたすら打たせた。ボトルのふた、丸めた紙のボール、最終的には石を投げた。ソトは野球のボール以外のものを打っていたことが、選球眼が優れている理由の一つになったと信じている。金属製やプラスティック製の小さくて軽いふたを打つことができれば、野球のボールを打つのは難しくはない。

 「(父は)私がスイングに疲れないだろうと言っていました。バットに似たものを持って、打って、打って、さらに打ち続けました。私は決してそれに飽きることはありませんでした」

 本人の希望はともかく、打者として風変わりな英才教育を受けていたのである。

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