フィリーズのハーパー MLBもNHLに習ってシーズン中断してでも選手を五輪に派遣すべきと力説

2024年06月08日 10:06

野球

フィリーズのハーパー MLBもNHLに習ってシーズン中断してでも選手を五輪に派遣すべきと力説
フィリーズのハーパー(AP) Photo By AP
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のロシェーン・トーマス記者が、フィリーズのブライス・ハーパー(31)が「2028年ロサンゼルス五輪にチームUSAで出場することが夢だ」と語ったと報じている。
 メッツとのロンドンシリーズの前に熱弁した。「五輪に出たいです。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も素晴らしいですが、それとは違う。オリンピックは全世界的なものです。WBCも素晴らしく、人々を一つにするが、オリンピックはプレーすることを夢見てきたもの。18歳と16歳の時に経験したように、国の色を身にまとい代表で出る機会があるなら、ぜひそうしたい」。

 28年の五輪は7月14日から7月30日までの予定。しかしながら今夏のパリ五輪では野球は含まれていない。1992年のバルセロナ五輪で初めて正式種目となり、6回のオリンピックで実施、米国は2000年のシドニーで金メダルを獲得、08年の北京で銅メダル、20年の東京で銀メダルを獲得した。しかしながらこれらのチームにメジャーリーガーは含まれていなかった。五輪がMLBのスケジュールと重なるためだ。
 「ジ・アスレチック」は2月に、一部のMLBオーナーがメジャーリーガーの出場に支持を示していると報じた。トーナメントを通常のオールスター休暇時期に合わせてスケジュールを組むアイデアが浮上している。

 2度のMVP受賞歴を持つハーパーは、チームUSAでのプレー経験がある。09年のパンアメリカンジュニア世界選手権で優勝したU-18ナショナルチームの一員で、このチームにはパドレスのマニー・マチャドを含む将来のドラフト1巡目指名選手が5人もいた。

 ハーパーは野球人気を世界に広めたいし、世界中の人々にアピールするためにも五輪に出ることが必要だと力説する。「MLBは長い歴史を持つが、ゲームも大きく変わってきた。他のスポーツからも学び、その観点でゲームを成長させることができる」と説く。「私にとって一番大事なのはオリンピック。五輪は何よりも世界的。野球がないのは本当に厳しい。私はホッケーが大好きですがそれを五輪で見るのは最もクールなことの一つ。彼らはシーズンを3週間中断し、選手たちを送り出している。それが私たちが持つべき、もう一つの大きなゴールです」と力説している。

おすすめテーマ

2024年06月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム