日本ハムの二刀流・矢沢 亡き父の愛情感じたドラフト3日前 母が明かす「お別れが近いことを…」

2024年06月08日 06:00

野球

日本ハムの二刀流・矢沢 亡き父の愛情感じたドラフト3日前 母が明かす「お別れが近いことを…」
<ヤ・日>プロ初勝利の矢沢(右)は新庄監督に祝福される(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム5-4ヤクルト ( 2024年6月7日    神宮 )】 【記者フリートーク】 22年のドラフトは一生忘れない。日本ハムに1位指名された3日前、母・香さんに「今夜、ご自宅にうかがっていいでしょうか」と電話した。運命の日を迎える前にあいさつしたい人がいた。矢沢が「いつも応援してくれた」という父・明夫さん(享年59)。18年に心臓発作により急逝。早すぎる別れだった。
 東京都町田市内の自宅から徒歩5分。明夫さんが眠るお墓がある。辺りは真っ暗。夜分の墓参りは失礼だが、香さんは快く案内してくれた。2人で手を合わせ「宏太君を見守ってください」と願った。自宅に戻り、息子の歩みを2時間聞いた。思い出のアルバムとプレー映像が記録されている大量のDVD。香さんはこう言った。「パパは亡くなる前にまとめて(DVDに)焼いていたんですよ。お別れが近いことを知っていたのかもしれませんね」。父の息子への愛情の深さを知り、目が潤んだ。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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