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ヤンキース・ジャッジ 山本由伸の投球を絶賛「エリート級の持ち球を持っているだけでなく制球もよかった」

2024年06月08日 12:00

野球

ヤンキース・ジャッジ 山本由伸の投球を絶賛「エリート級の持ち球を持っているだけでなく制球もよかった」
<ヤンキース・ドジャース>初回、ヤンキース・ジャッジに二塁打を浴びるドジャース・山本(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ヤンキース1―2ドジャース ( 2024年6月7日    ニューヨーク )】 ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発。初対決のヤ軍を相手にメジャー自身最多の106球を投じ、7回2安打2四球7奪三振無失点と圧巻の投球を披露した。「2番・DH」で先発した大谷翔平投手(29)は5打数無安打に倒れたが、今季最長タイの延長11回にタイブレークの走者として決勝のホームを踏んだ。
 投球の53パーセントにあたる56球がフォーシーム(直球)で、メジャー移籍後最速の98.4マイル(約158.3キロ)をマーク。直球の平均球速は97.0マイル(約156.0キロ)で、従来の平均よりも1.7マイル(約2.7キロ)速かった。また、17球を投じたスプリットが従来より1.6マイル速い平均91.6マイル(約147.3キロ)、12球のスライダーが1.9マイル速い平均87.8マイル(約141.2キロ)と全ての球種がこれまでより1マイル以上速く、ア・リーグ東地区首位の強打線を抑えた。

 安打を許したのは1、2回の2本だけ。3~5回は3者凡退で、6、7回は四球を与えながらも切り抜けた。一度もその回の先頭打者を出塁させない、安定感ある投球内容だった。

 山本から左翼線二塁打を放ったヤンキースのジャッジは試合後、初対戦した山本の印象について「山本は素晴らしく見えた。大型補強を得たのには理由がある。すごい投手だ。エリート級の持ち球を持っているだけでなく、制球もよかった。それらが今日、気づいたことだ。打者有利のカウントになっても、打ちごろの球は投げてこなかった。常に際どいコースに、どんな球種もいつでも投げられた。カーブ、スプリットに加え、速球は97、98マイルを投げていた。おかげでバランスを崩された」と絶賛した。

 さらに「すべての球種がよかった。速球は素晴らしかった。最もいいのは、あれだけの球速の球を投げられるだけでなく、好きな箇所に投げられることだ。左右、高低に投げ分け、私には内側にも投げてきた。見事だったよ。だから彼と対戦したい。最高の投手と対戦したいものであり、(今日は)彼がやり遂げた」と称賛の言葉を並べた。

 ヤンキースのアーロン・ブーン監督も「普段より球速が速かった。直接の対戦は初めてだが、数マイルは速い球を投げているように見えた。それを制球していた。今夜の私たちには彼はタフであり、彼らの勝利に大きく貢献した」と脱帽していた。

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