ド軍指揮官 ヤ軍との名門対決で好投の山本由伸を絶賛「最高の試合。いくら褒めても褒めたりない」

2024年06月08日 12:32

野球

ド軍指揮官 ヤ軍との名門対決で好投の山本由伸を絶賛「最高の試合。いくら褒めても褒めたりない」
ドジャース・山本由伸 Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース2-1ヤンキース ( 2024年6月7日    ニューヨーク )】 ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発。初対決のヤ軍を相手にメジャー自身最多の106球を投じ、7回2安打2四球7奪三振無失点と圧巻の投球を披露した。「2番・DH」で先発した大谷翔平投手(29)は5打数無安打に倒れたが、今季最長タイの延長11回にタイブレークの走者として決勝のホームを踏んだ。
 投球の53パーセントにあたる56球がフォーシーム(直球)で、メジャー移籍後最速の98.4マイル(約158.3キロ)をマーク。直球の平均球速は97.0マイル(約156.0キロ)で、従来の平均よりも1.7マイル(約2.7キロ)速かった。また、17球を投じたスプリットが従来より1.6マイル速い平均91.6マイル(約147.3キロ)、12球のスライダーが1.9マイル速い平均87.8マイル(約141.2キロ)と全ての球種がこれまでより1マイル以上速く、ア・リーグ東地区首位の強打線を抑えた。

 安打を許したのは1、2回の2本だけ。3~5回は3者凡退で、6、7回は四球を与えながらも切り抜けた。一度もその回の先頭打者を出塁させない、安定感ある投球内容だった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は山本の投球について「素晴らしい試合だった。ドジャースとヤンキースがここにきて由伸はドジャーとして最高の登板だった。彼はそれを感じた。我々が求めていたことを彼は知っていた。そして、彼のベストを引き出した。今夜の彼はいくら褒めても褒めたりない」と絶賛した。

 ヤ軍との名門対決にアドレナリンがでる試合だったのかと問われると「みんながお互いを高め合っている。明らかにこのシリーズはみんな興奮している」とコメント。山本についても「ヤンキースタジアムは他の球場とは違う。彼が日本にいたときゴジラ(松井秀喜)が打席に立っているの見ていた。そのヤンキースタジアムで投げ、ヤンキース対ドジャースだ。だから他の球場とは違うんだ。確かにマインドセットしなければならない。興奮しすぎてもいけない。彼はすごい投球をした」と興奮気味に話した。

 山本がメカニックが良い感じだったと言っていたと伝えられると「そうだと思う。素晴らしい闘争心だった。球速を維持し、球種の全てをコントロールしていた。フォームに全てがあらわれている。彼は正しい体の使い方をし、安定した投球をした。後半も97マイルが出ていたし、彼を送り出すのは気分が良かった。7回のラメヒューの併殺打は見ていてよかった。彼の良いフォームから良いスポットに投げていた。彼は(日本でも)大きな舞台で投げてきた。それをここでも見ることができてよかった」と目を細めていた。

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