オリックス2年目19歳・斎藤響介「最初は凄く緊張」も巨人斬りプロ1勝「うれしい気持ちが一番です」

2024年06月08日 17:50

野球

オリックス2年目19歳・斎藤響介「最初は凄く緊張」も巨人斬りプロ1勝「うれしい気持ちが一番です」
<巨・オ>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる斎藤(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【交流戦   オリックス5―0巨人 ( 2024年6月8日    東京D )】 オリックスの22年ドラフト3位・斎藤響介投手(19)が8日、巨人戦(オリックス)で今季4度目の先発登板。5回86球を投げわずか1安打無失点の快投で待望のプロ初勝利を挙げた。19歳6カ月での巨人戦勝利。10代での巨人戦勝利は過去7人で、チームでは18年の山本由伸、21年の宮城大弥に次ぐ3人目となった。
 プロ1勝へ、初回から独特のフォームから切れのある球を投げ込んだ。3回まで、大城卓に許した右前打1本だけと最高の立ち上がりを見せた19歳。4回には先頭の吉川に四球、続く岡本和には死球を与え、この日初めてのピンチを背負う。しかし、無死一、二塁で迎えた5番・坂本を外角への147キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く立岡は左飛、大城卓を空振り三振に斬って取り無失点で切り抜けた。5回も巨人打線をこの日3度目となる3者凡退に打ち取った。中嶋監督は6回から継投を決断。中継ぎ陣も得点を許さず。完封リレーでチームは今季初の4連勝となった。

 敵地・東京ドームでのヒーローインタビュー。笑顔の斎藤は「うれしい気持ちが一番です」と初々しく第一声。投球を振り返り「最初は凄く緊張していたんですけど、少しずつ緊張が和らいできて、いいピッチングができたと思います」と胸を張った。

 6回からは“先輩たち”にマウンドを託しベンチで見守ったが「変に考えずにいようと思っていたんですけど、やっぱいろいろと感じました」と素直な心境を明かしスタンドから拍手を浴びた。ウイニングボールは「家族に渡したいなと思います」とはにかんだ19歳は「次も勝ち投手になれるように頑張りたいと思います」とプロ2勝目を誓った。

 ◇斎藤 響介(さいとう・きょうすけ)2004年(平16)11月18日生まれ、岩手県出身の19歳。小3から野球を始め、滝沢中では軟式野球部。盛岡中央では1年夏からベンチ入りし、3年夏は岩手大会準優勝で甲子園出場なし。22年ドラフト3位でオリックス入団。昨年9月26日の西武戦でプロ初登板初先発し4回無失点。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

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