キヨピーの片づけパート2 必要だったのは「ときめき」よりも「ショック」でした

2024年01月17日 07:00

芸能

キヨピーの片づけパート2 必要だったのは「ときめき」よりも「ショック」でした
つらいときも、お参りすると心スッキリ。六角堂さんです。ありがとうございます。 Photo By 提供写真
 【谷口キヨコのごきげん!?SOLOライフ】何回か書きましたが、私の片付けはまだまだ続行中でした。でも、なんとか年内に終わらせたい!と昨年末に部屋の大規模片付けを敢行しました!
 母の持ち物も私のものも、とにかく整理して捨てる!捨てまくる!生きていると物が増えるんですねぇ。物を消費するスピードが生きてるスピードを上回る、またはそれが同じぐらいのスピードだとよいのですが、長生きすると消費のスピードは衰えていくけど、習慣でこれまでと同じように買ってしまうから、物は増えるというか、たまっていきます。

 その典型がうちの母です…。台所回りの消耗品の量がすごい!アルミホイル、ラップ、京都市指定ゴミ袋、大きいゴミ袋、ビニール手袋、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、食器用洗剤、そしてマスク! それぞれいくつずつあるかを、ここで公表するのがはばかれるほどの大量買い込み。何人家族やねん!合宿所か!とツッコミたくなる量の多さ。母いわく「いるもんやで!使うもんや!置いといても腐らへん」と…。

 でもお母さん、それで台所収納の半分以上占拠されています…。うちから徒歩2分圏内にコンビニ3軒ありますし…ドラッグストアも5分圏内に2軒もある。こんな便利の良いところに住んでいても、これらのものがなくなったらどうしよう…困る!人様に迷惑がかかる!家に買って置いとかなあかん!と母は思い込んでいるみたいで…あまりにもたくさんあるので、結局は私も使ってるんですけどね(苦笑い)。

 他にもいろいろなものがたまっていて、家の収納はもうパンパン。母の家にはこれ以上の物を収納するスペースがないのです。

 そして私。暮らし方お母さん2号の私ですが、私の家に大量にあるのは靴、服、化粧品。全く生活に密着してないものばかり…。そっちにばっかり興味がある自分が情けないというか、逆に格好悪いというか、あぁあかんやつ。母のため込むものの方が全然まし。体形も違うし、血液型も違うし、嗜好(しこう)も違うし、性格も全然違うけど「ため込む」ところが同じでゾッとしてます。えぇところが似てたら嬉しいんやけど…。

 昔から「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが、一番身近な親子やからこそ、それができないんかなぁ、と。親の基準が自分の普通になってることもあり…怖いです。でも、この癖はあかんのですよ、母も私も(前にもそう書いたけど)。

 整理するためには、まずざっと見渡して、勇気をもって捨てること。捨てるのが苦手な私たち(母と私)には、捨てることに勇気がいるんです。でも最初は心を鬼にして『ポイポイ』やってると、だんだん楽しくなってきて何でも『ポイポイ』できるようになります。これまで何年も大切にしまいこんでいたものが、ゴミ袋の中にどんどん入って袋がパンパンになっていく様子がアホらしくてむなしくて…。自分の人生の無駄な部分が目の前に繰り広げられて情けないし、悲しかったです。

 あれだけの無駄を見せつけられて、今は捨てることよりも買うことに勇気が必要です。買ってまたため込んであふれて、何年か後に捨てるとき、またあんな情けない思いをするのか…と思うとさすがにそれは嫌だから。

 自分の嫌なところを見るのは辛いけど、私の片付けにはときめきよりもショックが必要やったんや、と。

 大人の片付けはそんなに甘いものじゃない、と。

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