田崎史郎氏 自民・巨額裏金事件、安倍派は「解体、解散の方に向かっていく感じがします」

2024年01月17日 10:53

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田崎史郎氏 自民・巨額裏金事件、安倍派は「解体、解散の方に向かっていく感じがします」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が17日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党が16日に派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて設置した政治刷新本部の全体会合を開き、党改革に向けた全党議論を実施したことについて言及した。
 派閥の政治資金が問われている事態を踏まえ、無派閥議員を中心に派閥を解消すべきだとの意見が相次いだ。一方、役割を肯定的に捉える主張も上がり、賛否は割れた。政治資金の透明化や厳罰化を求める意見も出た。

 党によると、党所属議員約380人のうち150人前後が出席。50人以上が発言し、会合は3時間にわたった。本部長を務める岸田文雄首相は冒頭「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るために自民党は変わらなければならない」と述べた。

 田崎氏は、「会合の目的は悪く言えばガス抜き。とにかく先にいろんな意見を言わせる。党の民主的な姿勢を国民にアピールする狙いも」と指摘し、「ガス抜きでも意味ある発言はあった。それは安倍派の解散論が安倍派の人から出たということです」と解説。「安倍派は明後日の金曜日に議員総会を開く予定で準備している。そこでは解散論がもっと強く出る可能性がある。それを受けて塩谷立座長が記者会見をされる。明後日はある意味、安倍派にとっては非常に大事な日で、この日、事務局長の処分が決まる。議員の方は正式に収支報告書の訂正を提出する予定なので、明後日は安倍派が動く日になるんじゃなういかなと思います」と話した。

 司会の羽鳥慎一アナウンサーが「どういう方向にいくんですか?安倍派は残るのか、それとも解体するのか」と聞くと、田崎氏は「解体、解散の方に向かっていく感じがします。衆議院ですけれども、中堅、若手の間では解体論が強い。幹部に対する不満が相当募っている。全然説明もしないし、責任も取らないということで」と自身の見解を述べた。

 そして、「来週に国会議員全体の会合を開きまして、来週の木曜日までには中間とりまとめをしたい。26日が通常国会の召集。そこでは派閥の在り方、政治資金規正法の改正問題、あるいは透明化の問題について一定の方向が示されると思う」と今後の流れについて話した。

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