NHK会長 44年ぶり旧ジャニタレントなし紅白 “最低更新”視聴率への影響は「コメント控える」

2024年01月17日 14:14

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NHK会長 44年ぶり旧ジャニタレントなし紅白 “最低更新”視聴率への影響は「コメント控える」
東京・渋谷のNHK社屋 Photo By スポニチ
 NHKの稲葉延雄会長が17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」の旧ジャニーズ事務所所属のタレントが44年ぶりに出場しなかったことの“過去ワースト”視聴率への影響について言及した。
 今回の視聴率について旧ジャニーズ所属タレントが出演しなかったことも影響したとの声もあるが、この件について、稲葉会長は「個別のアーティストや所属事務所に関してはコメントを控えさせていただきます」と話すにとどめた。

 紅白の平均世帯視聴率は第2部(後9・00~11・45)が31・9%、第1部(後7・20~8・55)が29・0%。配信全盛の時代となり、2021年の34・3%を2・4ポイント下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低を更新。2部の40%の大台割れは3年連続9度目となった。第1部、第2部とも過去ワーストとなった。

 瞬間最高は第2部で36・7%で、瞬間最高でも3年連続で40%の大台には届かず。第1部は31・3%だった。

 性加害問題の影響により、旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)からの出場は44年ぶりのゼロとなったものの、日韓のダンス&ボーカルグループ4組(JO1、BE:FIRST、Stray Kids、SEVENTEEN)が盛り上げた。

 音楽ユニット「YOASOBI」が両組トリ前の佳境に登場。世界的な大ヒット曲「アイドル」を日本の音楽番組で初歌唱した。anoら出場歌手、司会の橋本環奈、アバンギャルディらスペシャルダンサーとの特別コラボ。「YOASOBI」が世界トレンド2位(1月1日午前0時=209120件のツイート)となり、トリ級の大反響を呼んだ。

 紅白はBSP4K、BS8K、ラジオ第1、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも生放送された。配信全盛の時代となり、視聴スタイルは多様化。「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下している。今回のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、同局・高瀬耕造アナウンサーが務めた。

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