70歳の作詞家・森雪之丞の自信作はドラゴンボールZの主題歌 自選詩集「感情の配線」の発売記念イベント

2024年01月25日 19:36

芸能

70歳の作詞家・森雪之丞の自信作はドラゴンボールZの主題歌 自選詩集「感情の配線」の発売記念イベント
初の自選詩集「感情の配線」の発売記念イベントを開いた森雪之丞 Photo By スポニチ
 作詞家の森雪之丞(70)が25日、都内で初の自選詩集「感情の配線」の発売記念イベントを開いた。
 今回の詩集は70歳になったことで出版を決めた。「一緒にロックをつくってきた友達が天国に行ってしまって、自分も気弱になってたんですが、今月70歳になって、ロンドンに帰ってる布袋(寅泰)君にLINEで“そろそろ終活かなあ”と送ったら、変換を間違えて“就活”になっていた。これはもうちょっとやれということだなという気持ちで、自分にカツを入れるつもりで詩集を出しました」とユニークに語った。

 作詞家生活48年目、書いた詞は2700曲に上る。ポップス、ロック、アニメ、ミュージカルなどさまざまなジャンルに及ぶ。「自分にとって大きかったのは、布袋寅泰君との出会い。一番書きたかったロックの詞を彼に託せたのは大きかった。あとは、70~80年代のアイドルソングはチャートがメインでしのぎを削らなければならなかった、その時にアニソンはある意味自由で面白いアイデアを形にしてくれた世界。日本のアニメが世界に出る前の話だけど。そして、今世紀に入ってからは舞台の仕事。ミュージカルは面白い世界。20年くらい舞台の仕事をやっていますけど、ミュージカルみなさん愛してくださるのはうれしい」と足跡をたどるように振り返った。

 会心の出来と感じた作品を問われると、アニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA―LA HEAD―CHA―LA」を挙げた。「とんでもないものが書けた。悟空の破天荒なイメージ描けたかな。少々のことはへっちゃらなんだって」と笑った。「あとは布袋君のPOISON、バンビーナは自信作だと思う。ポップスだとシブがき隊ですかね。アイドル用語辞典にないような、“ジタバタするなよ”“世紀末が来るぜ”というような言葉をアイドルに歌ってもらうことを意図的に心がけた」と明らかにした。

 これから先は新たなミュージカルを1作書くことがひとつの目標。「作ろうと思ってから公演まで4年ぐらいかかるんですね。自分の歳を考えるともう1本かなと思うので、最後に画期的なミュージカルを1本作りたい」と意欲を見せた。

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