中村勘九郎 父・勘三郎さんの思い出明かす 「理不尽だなと」壁を殴ると父がまさかの…

2024年01月25日 15:59

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中村勘九郎 父・勘三郎さんの思い出明かす 「理不尽だなと」壁を殴ると父がまさかの…
中村勘九郎 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の中村勘九郎(42)が25日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2012年に他界した父で歌舞伎俳優の中村勘三郎さん(享年57)との思い出を語った。
 司会の黒柳徹子から「反抗期はあったんですか、あなたは」と問われると、勘九郎は「反抗してもしようがない人だったんで。反抗する気にもなれないというか。あまりにも凄すぎて」との本音を明かした。

 「でも1回だけ、芝居のことで」と勘九郎。「そんな理不尽なことは、そんなに言わなかったんですね」としながらも、「でもその時はあまりにも理不尽だなと思って」という出来事があったという。

 「でもうちの父に面と向かって言えませんから、あまりにも悔しくて壁をボンと叩いたんですね。そしたら穴が開いちゃったんです」と回顧。「後からもっと輪をかけて怒られるなと思ったら、うちの父がつかつかっと来て、“わっ、なんだ!こんなこと、俺だってできるんだよ!”って言ってボンって壁殴って穴開けたんです」との勘三郎さんの驚きの行動を明かした。

 「どこに対抗心を燃やしてるんだって。それを見た時にこの人には何言ってもしょうがないって思いましたね。面白かったですねえ」としみじみと話した。

 黒柳が「でも芸に厳しかっただけで、他のことは何もおっしゃらなかったんですって」と続けると、勘九郎は「はい。うちのことを、宿題やれとか、学校のことですね、歯磨けだとか、顔洗えだとかっていうのは本当に言わなかったですね。本当に芝居のことだけでした」と振り返った。

 「食卓も、今でしたら子供たちに“きょう学校どうだった?部活どうだった?”って話聞いたりするんですけど、一切なかったですね」と語り、「今やってる芝居の話だとか、“こないだあれこれ見て来たんだけど、これはあれだった”とかねっていう芝居の話しかしなかったです」と勘九郎。

 「でもそれが楽しかったんで。そのことを聞いていたおかげというか、いろいろと勉強に」と懐かしそうに語った。
 

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