片岡愛之助 認知度急上昇の「半沢直樹」で歌舞伎俳優引退の覚悟も…「名前を返して辞めようかなと」

2024年01月25日 20:11

芸能

片岡愛之助 認知度急上昇の「半沢直樹」で歌舞伎俳優引退の覚悟も…「名前を返して辞めようかなと」
片岡愛之助 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の片岡愛之助(51)が、25日放送の番組「木7◎×部(もくしちまるばつぶ)」(後7・00)に出演し、13年に出演した大人気ドラマ「半沢直樹」にまつわる秘話を明かした。
 13年に放送された同作で、愛之助は国税局のエリート官僚・黒崎を演じ、大きな話題になった。自身も世間に名が売れた作品として、「TBSの『半沢直樹』」と同作を挙げ、「視聴率のすごさというのを思い知らされました。そんなすごい数字がいくとは考えられない。“どうなんだろう、これ。分からないな…当たればいいけど、当たらなかったらこれ、エラいことだな”」と、当時の不安な心境を打ち明けた。

 黒崎はメガバンクを経営破綻に追い込んだこともある、豪腕ぶりで賛否を巻き起こす役どころ一方で、特徴的な言動が視聴者の目に留まった。「僕はおネエの役だったので、結構命懸けでしたね。歌舞伎役者がおネエをやるというのは、ご法度に近い。良くないと実は言われました」。女性が舞台に立つことがない歌舞伎では、男性の役を「立役」、女性の役を「女方」と呼ぶ。

 愛之助は「歌舞伎というのは女方というのがあるわけじゃないですか?ですから微妙で、おネエの役なんて実はないんですよね。女方か立役しかないので。すごくニュアンスの難しい役だなって思って」と、役作りの難しさを痛感。それでも意を決して役を受けたという。

 並々ならぬ覚悟で臨んだ役だった。「腹をくくって、あんまりうるさく言われるなら、迷惑かけてもあれだから、(片岡愛之助の)名前を返して、もう辞めようかなと。一つのけじめかなと思って頑張ってやらせていただいた作品です」。本業である歌舞伎俳優としての座をかけてまで、挑んだ作品だったことを明かした。

 平均視聴率は29%、最高視聴率は最終話の42・2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区平均)。反響は抜群だった。愛之助は「びっくりしたのが、街行く人がみんな声を掛けてくれる。“見てます~”って。そんなに見て下さっているんだと思って。視聴率の1%ってすごいんだなということは感じました」と、しみじみ語っていた。

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