「かしまし娘」正司歌江さん死去 元松竹芸能社員・相羽秋夫氏「ずっとトップランナーだった」

2024年01月25日 05:30

芸能

「かしまし娘」正司歌江さん死去 元松竹芸能社員・相羽秋夫氏「ずっとトップランナーだった」
かしまし娘(左から)正司照江、歌江、花江 (76年撮影) Photo By スポニチ
 三味線やギターを弾きながら♪うちら陽気なかしまし娘~と歌い出す姉妹漫才トリオ「かしまし娘」の正司歌江(しょうじ・うたえ、本名平井歌江=ひらい・うたえ)さんが19日午前0時38分、老衰のため大阪府の自宅で死去した。94歳。北海道出身。葬儀・告別式は親族で行った。
 元松竹芸能の社員で演芸評論家の相羽秋夫氏は、かしまし娘について「当時の女性芸人では群を抜いて華があった」と指摘した。全盛期には一日に大阪―東京間を飛行機で2往復し、テレビや舞台に出演。3人が出る時は、2000人収容の道頓堀・角座も立ち見客であふれるほどだったという。

 「戦後はしゃべくり漫才が主流だったが、かしまし娘は歌謡漫才の先駆けとなり、ずっとトップランナーだった」と評した。

 華やかさに加え、姉妹ならではの息ぴったりな芸でも観客を魅了した。相羽氏は「歌江さんが歌、演奏、トークに秀でており、妹2人から尊敬の念を受けていたことでグループとしてうまくまとまっていた」と分析した。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年01月25日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム