【米アカデミー賞】山崎貴監督「ゴジラ―1・0」が視覚効果賞を受賞、アジア映画初の快挙
2024年03月11日 09:49
芸能
そして、「私たちは今、このスピーチの場に立っています。ハリウッド以外で熱心に映画づくりに取り組んでいるアーティストの皆さん、ハリウッドが私たちの作品を見てくれている。誰にもチャンスがあることの証だと思います」と呼び掛け、「最後にゴジラ―1・0に携わったみんなを代表して阿部秀司プロデューサーに報告したいと思います。やりましたよ!」と、昨年12月に亡くなった阿部さんの遺影に語り掛けた。
「ゴジラ―1・0」は、ゴジラ誕生70周年を記念し、日本の実写映画としては7年ぶり、30本の節目となる作品。ゴジラが、終戦直後で全てを失った日本をさらなる恐怖と絶望に陥れる。主演は神木隆之介(30)、ヒロインは浜辺美波(23)、ほかに安藤サクラ(38)、山田裕貴(33)らが出演。
ゴジラは、日本が世界に誇るキャラクターとして、米国でも根強い人気で、今作は、全米興行収入が円換算で70億円を超える大ヒットを記録。86年「子猫物語」(米公開89年)を抜いて、実写の日本映画の歴代1位になった。8日に都内のホテルで行われた第47回日本アカデミー賞の授賞式で、「ゴジラ-1.0」が作品賞、助演女優賞など最多の8部門で最優秀賞を受賞していた。
視覚効果賞は、過去に「スターウォーズ」「タイタニック」「アバター」など映画史を代表する傑作が選ばれている。