鳥山明さん遺作「ドラゴンボールDAIMA」 24年秋からフジテレビで放送決定 テレビ放送は6年ぶり
2024年03月11日 22:10
芸能
今回も鳥山さんが新作として執筆した作品。同時に登壇したドラゴンボールのエグゼクティブプロデューサー・伊能昭夫氏は「今回も鳥山先生がお話を全ておつくりになり、キャラクターデザインもかつてないほど数多くされています。アドベンチャーや冒険色が強く、アクションも盛りだくさんで、ドラゴンボールの面白さが詰まっている」と、鳥山さんの意向を反映した作品となっていることを説明した。
1日に急性硬膜下血腫で死去した漫画家の鳥山明さんの訃報が伝えられて以降、野沢は初めての公の場に登場。イベント冒頭で「おっす、オラ、悟空!」とあいさつし、最後は主人公・孫悟空の特技「かめはめ波」も披露して、鳥山さんを追悼していた。
鳥山さんは「Dr.スランプ アラレちゃん」や「ドラゴンボール」シリーズなど国民的漫画を生み出し、キャラクターデザインを務めたゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズは累計8300万本の大ヒット。2019年には、フランス政府より芸術文化勲章が授与された。
野沢は、1986年に放送開始したアニメ「ドラゴンボール」の放送開始当初から悟空を演じ、その後、悟飯、悟天も含めて3役を演じている。かつて「ドラゴンボール」アニメ化の際、局側は予算を抑えるため、悟空の声優を野沢以外で検討していたが、鳥山さんが野沢の声を聞いて即座に直接指名したという逸話も残っている。親交も深く「(原作の)鳥山明先生は“私の声が聞こえてきてどんどん筆が進むんです”といつもおっしゃってくださる」と語っていたこともあり、死去が発表された8日には追悼の談話も発表していた。