鴻上尚史氏 自民“口移しチップ”懇親会に「『多様性』とは『なんでもあり』ということではありません」
2024年03月11日 08:06
芸能
県連青年局長の川畑哲哉県議は女性ダンサーを招いた理由について、和歌山市で記者団に「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明。会合は昨年11月、国会議員や近畿ブロックの地方議員ら計30~40人を集めて和歌山市のホテルで開いた。女性ダンサーは5人だった。
鴻上氏は「『多様性』とは『なんでもあり』ということではありません。『多様性』とは、それまで支配的で主流だった文化や価値観に対して、『それ以外もある。それ以外のものを下に見たり、無視してはいけない』ということを主張するものです」と指摘し、「『多様性のためにダンサーを呼んだ』というのは、『多様性』という言葉に対するよくある誤解です。男達がパーティーで、露出度の高いダンサーを呼ぶというのは、昭和までの主流の文化です。それを繰り返すことは、なんの『多様性』でもありません」とつづった。