池上季実子「死ぬぞ!早く救急車呼べ」2年前のコロナ感染を初告白 医師から「今日も峠」も九死に一生得る

2024年03月11日 13:45

芸能

池上季実子「死ぬぞ!早く救急車呼べ」2年前のコロナ感染を初告白 医師から「今日も峠」も九死に一生得る
池上季実子 Photo By スポニチ
 女優の池上季実子(65)が、11日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜前)に出演。2年前に新型コロナウイルスに感染し、九死に一生を得たことを初告白した。
 池上はコロナに感染したことを司会の黒柳徹子に対し、初公表。「まさかと思ったんですけど、朝起きたら熱が出てまして40度8分とか」とある日、突然、高熱が出たという。

 元々、慢性気管支炎の持病があることから年末、年始に風邪をひいて熱を出すこともあったため「一瞬、それかな?と思った」としつつも昼間は37度8分、夜になると40度7分まで上がる日が2日続き「これは、おかしい」と検査キットで調べたところ、コロナ感染が判明。「とにかくマスク二重にして、なるべく人に会わないよう気を付けていたので、結構ショックだったんです」と振り返った。

 ただ、その頃はテレビ等で「自宅療養」が強く推奨されていたことから「じゃあ、食べ物あるし私、熱に強くてご飯作れちゃう人なので自宅療養してたんです」と病院には行かず、自宅で安静にして過ごしていた。

 血中酸素濃度も96ぐらいで、1週間から10日ぐらいたった頃に朝、熱が下がっていたことから「治った」と思ったものの、お手洗いに行くだけで息苦しさを感じ、測ってみたところ血中酸素濃度が80まで低下。「でも熱下がったって素人だから思ってたから、治る前はこのようになるのかなって」とのんびり構えていた。

 ところが、同時期にコロナ感染した知り合いの歯科医と電話し、血中酸素濃度が80だったことを告げると「死ぬぞ!早く救急車呼べ!」と警告され、東京都の相談室に連絡。看護師にも「前の晩96で今、80」と伝えたところ「すぐ救急車呼んでください。死にますよ!」と同様に言われ、救急車を呼んだ頃には76まで落ち込んでいたそうで「家にいて、あまり動かないのであまり自覚症状がないんですよね。寝てる間にドーンと悪くなっちゃって」と自覚症状がないまま、悪化していたと明かした。

 救急車は夕方6時頃に到着したものの、なかなか病院が見つからず、入院できたのは約6時間後。「行ったら、いきなりICU」と集中治療室に入ることに。

 なんとか峠を越して10日ぐらい経ち「少しは良くなった」と思ったが、医師から「今日も峠になりますので」と言われたそうで「コロナは良くなったころ、ピークのところでこのまま行くかジェットコースターみたいに下がるかどっちかで、お医者様にも分からなくて、それまでにもたくさん患者見ておられて、個室戻られてから、10日ぐらいたって急変で亡くなった方もいれば、そのまま治る方もいる。その患者の体の器量によるそうなんですよ」と死を覚悟したという。

 そして、「朝、(医師から峠だと)言われたので、家族に言うと1日つらい思いをさせるし、どうせ会えないから言わなかったんです。誰にも連絡しなかった」と1人で死について考え「さて、私は何がしたかったのかな?って思ったら、“あともうちょっと舞台やりたかったな”ってそれだけだったんです」と舞台が真っ先に頭に浮かんだといい「何が食べたいとか、誰に会いたいとかも会えないから、頭の中から外れてた」と当時の心境を明かした。

 それでも翌朝、目が覚めると「生きてるじゃない私」と生を実感。その後、治療の効果もあって徐々に回復しリハビリを始めたものの、至近距離を歩くだけで「息がはぁはぁ」になったといい、「正常値になるのに2年かかった形ですね」と後遺症に悩まされたという。

 それでもリハビリを続け舞台に復帰。担当医師も鑑賞に来てくれたといい「あの状態でよくあの舞台やりますね」「奇跡だ」「ここまで肺が痛むと、正常値にならないですよ」などと激励を受けたと振り返った。

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