向井理、悪役は「楽しい」 テレ東に“だまされ”編成説明会登壇「なぜ呼ばれたのか…」

2024年03月11日 16:00

芸能

向井理、悪役は「楽しい」 テレ東に“だまされ”編成説明会登壇「なぜ呼ばれたのか…」
テレビ東京の4月編成説明会に登壇した向井理(c)テレビ東京 WOWOW Photo By 代表撮影
 テレビ東京の4月編成説明会が11日、東京・六本木の同局で行われ、新ドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season1」(4月26日スタート、金曜後8・00)で主演する俳優・向井理(42)がサプライズ登場した。
 同局が初めてWOWOWとタッグを組む「ダブルチート 偽りの警官 Season1」は、脚本家の吉田康弘氏によるオリジナル作品。演出はフジテレビ「古畑任三郎」シリーズなどを手掛けた河野圭太氏(66)が担当する。

 向井は、捜査2課の元刑事で普段は交番勤務する警察官でありながら、法で裁けない悪人をだましていく天才詐欺師役を演じる。劇中では敵を欺くための変装がちりばめられ、向井の“七変化”が見どころのひとつ。弁護士などさまざまな職業になりすましていく。

 昨年放送されたフジテレビ「パリピ孔明」では現代日本に転生し、音楽プロデューサーとなった諸葛孔明を好演した向井。ほかにも官能小説家や心臓外科医など、数々の個性的な役を演じてきた。その変幻自在の演技力は今作でも十分に発揮されそうだ。

 会見にサプライズ登場した向井は、物語について「とてもリアルな生々しいセリフや展開がありました。設定としてはフィクションだけど、内容や被害はよくニュースで耳にするものでした」と感想を告白。

 警察官×天才詐欺師役を経験したことで、「意識してみると、日常にいろいろな詐欺があふれかえっているなと思いました」という。「エンターテイメントのパワーできらびやかなところでごまかすのではなく、リアリティーで突き詰めていく作品。“実際にこういうことが起こり得るかもしれない”という感覚で見てもらえると思います」と笑みを浮かべた。

 また、役柄について「毎話、毎話、色々な詐欺の方と対峙しながらやる。その都度、僕もその詐欺をする側になるので役柄が変わる。リアリティーのある台本だからこそ、“詐欺師をしている”という意識をとっぱらって、ひとつの役柄を演じるつもりで」と説明。

 「詐欺師って、詐欺師と思われないから詐欺師。嘘をついているという顔をすることが周りの人を信じさせる。詐欺師をやるという意識を抜いて、料理人だったら料理人、弁護士だったら弁護士の役柄を相手を騙していければいいな」と明かした。続けて「2役というか8役くらいになるんじゃないかな」と語った。

 自身がだまされた経験は?という質問については「強いて言うなら、編成説明会になぜ呼ばれたのか…。僕は説明することがない」と答え、会場の笑いを誘う場面も。番組の木下真梨子プロデューサーが向井の意外性について「このシュッとした見た目で冗談を言っている」と明かすと、「ふざけていることは多いと思います」と笑い飛ばした。

 向井は「悪役って楽しい。主人公って悪役になれないので、そういう悪い顔が出せるのはお芝居しているとなかなか楽しい。ゲストの方たちの振り切った悪人顔が見られる」と“見どころ”も明かし、作品について「世の中にはさまざまな詐欺がたくさんありますし、このような役柄を通して見ると、なかなか迫ってくるものがあります。少しでも被害を未然に防ぐことができればという思いもあります」とリアルな世界と重ねた。「被害にあった方にとって、“やり返す”という痛快なところもある。それが力業じゃなくて理詰め。ただスカッとするだけでなく、納得していただける作品だと思います」と呼びかけた。

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