池上季実子 離婚した両親が2年前に立て続けに死去 母の死を知らない父から電話「何で分かるの?」

2024年03月11日 14:43

芸能

池上季実子 離婚した両親が2年前に立て続けに死去 母の死を知らない父から電話「何で分かるの?」
池上季実子 Photo By スポニチ
 女優の池上季実子(65)が、11日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜前)に出演。2022年に両親を立て続けに亡くしたことを明かした。
 商社マンの父と、歌舞伎役者の八代目坂東三津五郎の娘である母の間に生まれた池上は、ニューヨークで幼少期を過ごした後、京都で育ち、虫取りが大好きなヤンチャな少女だったという。

 それでも祖父である八代目坂東三津五郎の仕事の影響で「子供の頃にたくさん着物をおめしになってる方を拝見して、たまたまお仕事で着物を着ることが多くとても役に立った」と感謝した。

 両親はその後、離婚し母、弟と3人で生活。高齢になった母親の介護は弟がメーンで担っていたそうだが、「仕事のない時は母の面倒を見る形で」と池上も母親の様子をちょくちょくうかがっていたという。

 ただ、「とにかく母は歌舞伎界でもあるので、男の子が大事なんですよ。男の子に甘いんです。弟が忙しい時期だから私が母の面倒を見てるのに“弟は?弟は”って言うわけですよ」と池上よりも弟が大事だったといい「段々頭にきて、“彼は忙しいから私が面倒見てる。そんなに私がいる時に弟のことばかり言わないでよ”って」とケンカしたこともあったと懐かしんだ。

 その母親が2022年8月に入院先で容態が急変。「息が浅くなってるから病院に来てください」と連絡を受け、急いで向かったものの「ちょうど大雨の時で、タクシーが全然いなかったんですよ。ようやく着いたのが電話もらって25分ぐらい」と振り返り、先に病院に到着していた弟も母親の死に目に会えなかったそうで「“ママさ、あれだけ弟の名前、連呼してたのに、私のこと待たなくていいのに何で弟のことは待たなかったのよ?”ってご遺体に怒っちゃいました」と本音を漏らした。

 その後、遺体とともに自宅に戻ると、離婚して40年近くになる父から弟に電話がかかってきたそうで「お前大丈夫か?何かあったんじゃないか?体、何かあったんじゃないか?」と執拗に電話を切らなかったといい、母親の死を知らない父の電話に「皆で“何で分かるの?これ、どういうこと?”って。母と父は全然、会ってないんですよ」と別れたと言えども夫婦の不思議な縁を感じたとした。

 その後、父親も母親の死去後、10日足らずで亡くなったといい「弟が一番可哀想でした」と池上。当時、池上も新型コロナウイルスに感染し、治療中だったことから「弟はあっち行ったり、こっち行ったり、苦労かけた。年子なんですけど、あっちの方が最近はお兄ちゃん。兄弟がいて良かった」と弟の存在に感謝していた。

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