池上季実子 離婚した両親が2年前に立て続けに死去 母の死を知らない父から電話「何で分かるの?」
2024年03月11日 14:43
芸能
それでも祖父である八代目坂東三津五郎の仕事の影響で「子供の頃にたくさん着物をおめしになってる方を拝見して、たまたまお仕事で着物を着ることが多くとても役に立った」と感謝した。
両親はその後、離婚し母、弟と3人で生活。高齢になった母親の介護は弟がメーンで担っていたそうだが、「仕事のない時は母の面倒を見る形で」と池上も母親の様子をちょくちょくうかがっていたという。
ただ、「とにかく母は歌舞伎界でもあるので、男の子が大事なんですよ。男の子に甘いんです。弟が忙しい時期だから私が母の面倒を見てるのに“弟は?弟は”って言うわけですよ」と池上よりも弟が大事だったといい「段々頭にきて、“彼は忙しいから私が面倒見てる。そんなに私がいる時に弟のことばかり言わないでよ”って」とケンカしたこともあったと懐かしんだ。
その母親が2022年8月に入院先で容態が急変。「息が浅くなってるから病院に来てください」と連絡を受け、急いで向かったものの「ちょうど大雨の時で、タクシーが全然いなかったんですよ。ようやく着いたのが電話もらって25分ぐらい」と振り返り、先に病院に到着していた弟も母親の死に目に会えなかったそうで「“ママさ、あれだけ弟の名前、連呼してたのに、私のこと待たなくていいのに何で弟のことは待たなかったのよ?”ってご遺体に怒っちゃいました」と本音を漏らした。
その後、遺体とともに自宅に戻ると、離婚して40年近くになる父から弟に電話がかかってきたそうで「お前大丈夫か?何かあったんじゃないか?体、何かあったんじゃないか?」と執拗に電話を切らなかったといい、母親の死を知らない父の電話に「皆で“何で分かるの?これ、どういうこと?”って。母と父は全然、会ってないんですよ」と別れたと言えども夫婦の不思議な縁を感じたとした。
その後、父親も母親の死去後、10日足らずで亡くなったといい「弟が一番可哀想でした」と池上。当時、池上も新型コロナウイルスに感染し、治療中だったことから「弟はあっち行ったり、こっち行ったり、苦労かけた。年子なんですけど、あっちの方が最近はお兄ちゃん。兄弟がいて良かった」と弟の存在に感謝していた。