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【静岡・伊豆】泳がなくても楽しいビーチ発見!絶景カフェにド迫力花火、翌朝は温泉から日の出満喫

2024年08月03日 15:00

社会

【静岡・伊豆】泳がなくても楽しいビーチ発見!絶景カフェにド迫力花火、翌朝は温泉から日の出満喫
白い砂を見下ろすように建つ下田プリンスホテル。設計は故黒川紀章 Photo By スポニチ
 夏といえば海水浴だが、泳がなくても楽しい海水浴場が静岡県・伊豆にあった。下田市の白浜中央海水浴場と伊豆市の土肥海水浴場。ともに最高級の水質で、片やビーチ沿いのリゾートホテルで様々なイベントを実施すれば、一方は隣接する公園に日本初の防災と観光の機能を兼ね備えた複合施設がオープン。酷暑に負けず夏を満喫しようと、南から西へレンタカーを走らせた。
 伊豆急行線伊豆急下田駅から車で約10分。マリンブルーの相模灘沿いの白浜海岸にいくつかの海水浴場が見えてきた。最北に位置するのが、浜の長さ720メートルの白浜中央海水浴場。環境省の快水浴場百選に選ばれ、水質調査で最高のAA判定を受けた静かなビーチだ。

 それを見守るように建つのが、宿を取った下田プリンスホテル。館内から直接、海辺に降りることができ、まるで“プライベートビーチ”のようだが、ホテルでは泳がなくても楽しい新アクティビティを実施している。

 その一つが、ビーチに突き出た、高さ約15メートルのサンデッキで午後4時から営業する「サンデッキcafe」。眼下には白い砂浜のビーチが広がり、彼方には大島や利島、新島などが望める抜群のロケーション。絶景を肴に、アペリティフとして飲んだスパークリングワインと、おやつ代わり食べたパンが貝の形をしたシェルサンドイッチがたまらなくおいしかった。

 夜はそのデッキで「打ち上げ花火」を見物。部屋から見られたが、今夏から始まった、デッキでスパークリングワインやサラダなどの前菜を味わいながらのプランを選んだ。約5分間で2号玉400発と規模は小さいが、デッキからわずか約40メートル先のビーチから打ち上げ、高さ60メートルまで上がるのだから迫力たるやハンパない。見物客からは打ち上げられる度に歓声が起き、最後は大きな拍手に包まれた。

 翌朝は、屋内でも外の眺望が楽しめる展望温泉浴場で、太平洋から昇る日の出を見物。ホテルは隣の、2400年の歴史を持つ伊豆最古の白浜神社の敷地内に建っていると聞いていたせいか、湯に浸かりながら横10メートルの1枚ガラス越しに見る朝日は一幅の絵のように美しく、厳かな気分に。pH8・1の単純温泉で美人の湯という名湯をよそに、思わず湯船から立ち上がって手を合わせた。

 ▽行かれる方へ 車は東名道沼津ICから約1時間15分。花火は8月20日まで11回。デッキでの花火鑑賞は1テーブル3万円から。デッキ花火を入れた宿泊プランも。新アクティビティはほかにキッズルーム、プールサイドのエアスライダーなど。タイラバフィッシング、サップなど海のアクティビティも。下田プリンスホテル=(電)0558(22)2111。

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