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阪神・伊藤将に見る気遣いの心 力投続きも白星付かず、それでも失意の救援投手を励まし続けた

2023年07月24日 07:00

野球

阪神・伊藤将に見る気遣いの心 力投続きも白星付かず、それでも失意の救援投手を励まし続けた
<ヤ・神>7回の守備を終えた岩貞(右)らナインを迎える伊藤将(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―2ヤクルト ( 2023年7月23日    神宮 )】 【記者フリートーク】今季13試合の先発でQS失敗は1度のみながらも、試合前まで3勝止まり。これまでの力投が報われた、神宮初白星だ。同じ神宮開催だった5月25日ヤクルト戦では勝ち投手の権利を持って降板も、加治屋のボークで同点に。失意の5学年上の先輩右腕をすかさずベンチでねぎらう姿が話題となっていた。
 「加治屋さんもしたくてやったわけじゃないし、別に(白星が消えたのが)自分でよかったなってぐらい。自分は週1で投げるけど、中継ぎは毎試合あるし、助けてもらうことが多いから」

 6月15日のオリックス戦では2被弾で自らの勝ちを2戦連続で消してしまった湯浅が、降板直後にベンチ裏に消えていく後ろを追いかけて言葉をかけた。「湯浅にはそういうことがこれからもつきまとうと思う。湯浅がクローザーでやってくれたら自分はいいなと思いますし、頑張ってほしいから」。この日2軍で復帰登板を果たした右腕にも、勇気を与えたであろう4勝目。自身も1年目の21年に中継ぎ待機を経験し「先発と違っていつ出番来るかも分からないし、試合で投げなくても肩を作る場合もあるし、その大変さを経験できた」左腕だからこそ、同僚への気遣いの心が行動に表れている。(阪神担当・阪井 日向)

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