創成館が昨夏決勝のリベンジで5年ぶり甲子園!背番3の永本が粘投「今年は自分が甲子園に連れて行く」と

2023年07月24日 18:41

野球

創成館が昨夏決勝のリベンジで5年ぶり甲子園!背番3の永本が粘投「今年は自分が甲子園に連れて行く」と
<創成館・海星>優勝した創成館ナイン Photo By スポニチ
 【高校野球長崎大会決勝   創成館3―2海星 ( 2023年7月24日    長崎県営 )】 創成館が3―2で海星の反撃を振り切り、5年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。
 昨夏の決勝と同じカードで創成館は敗れていた。この日は最速147キロ右腕で背番号3の永本翔規投手(3年)の粘りの投球が光った。準決勝の大崎戦で144球を投げきり完投して中1日。直球は130キロ台だったが、スライダーやカットボールもまじえながら、粘投。9回は1点差まで詰め寄られたが、最後はスライダーで三飛に抑えて喜びを爆発させた。11安打されながら2失点で130球を投げきり5年ぶりの甲子園出場に貢献。「うれしかったです。最高でした」と笑顔がはじけた。

 前日の23日夜には稙田監督に先発登板を直訴していた。直接対面して伝えようとしたが、指揮官が外出中のため寮の電話で伝えたという。

 「前半ゲームをつくりたいので。先発無いですか?(永本)」

 コンディションを確認した稙田監督は「じゃあ、いこう。迷いが一気にですね」とゴーサインを出した。

 永本自身も昨年の悔しさを晴らしたかった。昨夏は準決勝で救援登板したが、決勝は「ボールに力が伝わりません」と監督に伝え登板すること無く、チームも敗れた。以後、1日5食の食トレで体重を10キロ増させるなどパワーアップ。「今年は自分が甲子園に連れて行く気持ちがあった」と有言実行した。

 春の選抜では海星と長崎日大が県勢で初となるダブル出場を果たした。春の県大会を制した大崎もいた。稙田監督は「お前らこの大会で行ったら最高にかっこいいぞ」とナインを鼓舞していたことを明かした。

 前回出場時は初戦で創志学園に0―7で完封負けだった。まずは15年以来となる1勝をつかみたいところ。

永本は「小さい頃からの夢の舞台だった。思い切って楽しんでプレーしたいと思います」と永本。打っても4番を打つ投打のキーマンが創成館の鍵を握る。

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