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6試合で5勝1敗の好調エンゼルス デッドラインで買い手に回る可能性も浮上

2023年07月24日 11:55

野球

6試合で5勝1敗の好調エンゼルス デッドラインで買い手に回る可能性も浮上
エンゼルス・ミナシアンGM Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のエンゼルス担当サム・ブラム記者が、球団がトレードデッドライン前に買い手に回る可能性について言及している。
 1週間前、アストロズに8-9と敗れた直後は、売り手に回るのは確実と見られていたが、その後ヤンキースとパイレーツ相手に5勝1敗、通算51勝49敗で、ワイルドカード3つ目の枠に4ゲーム差となった。

 ポストシーズン出場の可能性はある。この次は遠征で、45勝54敗のタイガース、55勝44敗のブルージェイズが相手だ。

 23日(日本時間24日)のパイレーツ戦で23個目のセーブを上げたカルロス・エステべス投手は「フロントは今のうちに何が必要かはわかっている。正しい選手を獲得してくれると思う」と期待している。次の1週間も勝ち越せば、さらに買い手となる可能性は高まる。

 とはいえ、それでも慎重になるべきだ。現時点でデータサイト「ファングラフス」の予想は、進出確率14%にすぎない。来月、マイク・トラウト、ローガン・オハピー、ブランドン・ドゥルーリーらが戦列に復帰するとはいえ、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズなど強豪に競り勝って勝ち進む可能性は高いとは言えない。

 そしてレンタル選手のためにファームのトッププロスペクトを出せば、球団の未来を犠牲にすることになる。ペリー・ミナシアンGMはデッドラインまで、アート・モレノオーナーと議論を重ねることになるが、仮にトレードで良い選手を補強できたとしても、それが長期的に見て球団にとって正しいことなのかどうかはわからない。トレードの成功で、9年間で初のプレーオフ進出を勝ち取れば、大谷、トラウトと2人も球界の看板選手がいながら勝てないと笑いものにされることはなくなる。大成功だ。

 一方で、トレードした上で勝てなければ、今季も未来も両方失う。球団の命運がかかっているし、下手をすればミナシアンが解雇されるかもしれない。とはいえ選手たちはみんな、今、勝つことに必死だ。「プレーオフのようなもの」とアンドリュー・ベラスケス内野手。選手は来季のことは考えない。ルイス・レンヒーフォ内野手は「いつ翔平を見ても自分の役割を果たすだけでなく、チームメートを鼓舞している。素晴らしい。今重要なのは試合に勝つこと、そしてプレーオフに出ること。それがゴールだ」と気合を入れている。

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