ロッテ角中が17年目で初の逆転サヨナラ弾 最後のヘッスラは「あれはダサかった」と反省

2023年07月24日 21:06

野球

ロッテ角中が17年目で初の逆転サヨナラ弾 最後のヘッスラは「あれはダサかった」と反省
<ロ・ソ>9回、逆転サヨナラ2ランを放ちガッツポーズする角中(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ2―1ソフトバンク ( 2023年7月24日    ZOZOマリン )】 ロッテは24日に本拠ZOZOマリンでソフトバンクと対戦。9回2死一塁から代打の角中勝也外野手(36)が右翼へ逆転サヨナラ弾を放ち、劇的勝利で3連勝を飾った。先発の佐々木朗希投手(21)は6回4安打1失点、9奪三振の好投。8勝目はならなかったが、朗希の好投に打線が最後の最後で応えた。
 1点を追う9回2死一塁。代打・角中勝也はカウント1ストライクからのオスナの投じた高めの152キロ直球を振りぬいた。打球は右翼席へ消える劇的な逆転サヨナラ弾。前日のサヨナラ勝ちに続く劇的勝利で首位オリックスとの差を3ゲームに縮めた。先頭のポランコが右翼線二塁打を放ったが、2死一塁とチャンスはしぼみかけた。だが、そんな窮地をベテランが一振りで救った。

 お立ち台に上がった角中は、一呼吸置いて「うれしいです」というと、ZOZOマリンが大歓声に包まれた。「相手ピッチャーはオスナだったので、別に打てんくてもしょうがないやと。(手ごたえは)さすがに打った瞬間ですね。(逆転サヨナラ弾は)おそらく初めてなんで、すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後ヘッドスライディングはあれはダサかったなと思います」と笑わせた。

 通算62本目の今季5号は6度目のサヨナラ打となったが、サヨナラ弾は初めてだ。「ホームラン自体あんまり打てないんで、ホームランなら何でもうれしいです」と語った。

 先発の佐々木朗は初回、先頭の牧原に三塁線を抜かれる安打を許したが、近藤、柳田をフォークボールで空振り三振。2死二塁となった場面で、中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれた。それでも4回まで毎回走者を許しながらも、フォークボールを軸に追加点を許さなかった。そんな粘りが勝利を呼んだ。
 

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