市和歌山、苦しんで4強 元4番・大江が同点打に決勝打 半田監督「努力はウソをつかない」

2023年07月24日 12:14

野球

市和歌山、苦しんで4強 元4番・大江が同点打に決勝打 半田監督「努力はウソをつかない」
4強進出を決めた市和歌山は準決勝の組み合わせ抽選で和歌山南陵との対戦が決まった(24日、紀三井寺公園野球場) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権和歌山大会 準々決勝   市和歌山5―2新宮 ( 2023年7月24日    紀三井寺公園野球場 )】 市和歌山が苦しみながら4強進出を決めた。
 新宮の右腕・河村楽伯(らくは=3年)に5回まで3安打1点に抑えられ、1―2とリードされていた。

 6回裏無死二塁、半田真一監督は「どうしても1点がほしい」と4番・麹家桜介(2年)に送りバント。1死三塁から大江陸斗(3年)が中前に同点打を放った。3回表に自身の失策がからんで逆転を許していた。

 「ミスを取り返そうと必死でした。ストライクをしっかり打ち返そうと思っていた」。直球を投手返しした。

 大江はさらに2―2同点の8回裏1死満塁からライナーで左越えに2点決勝打を放った。「真っすぐ狙いでしたが、カーブの予感もあった。反応で打てました」

 1年秋から4番を任されながら「結果を残せず、悔しい思いを何度もしてきました」。昨年春の選抜もベンチ入りしたが出番はなかった。最後の夏に向け「日々バットを振り、走り込んできました」。半田監督もそんな大江に姿に「日ごろの努力が報われました。努力はうそをつかない」とたたえた。

 ライバルの智弁和歌山が初戦敗退。市和歌山も初戦で紀北工に後半逆転の4―3と競り勝ち、この日も苦しんだ。半田監督は「なかなか地に足がついていない」と言いながら「残り2つ。ここから勝ち上がるためにやってきた。できることをやります」と、夏7年ぶりとなる甲子園を視野に入れた。

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