大谷の36号アーチに現地実況「レーザービームだ」「四球攻めのフラストレーションを払しょく」

2023年07月24日 06:12

野球

大谷の36号アーチに現地実況「レーザービームだ」「四球攻めのフラストレーションを払しょく」
<エンゼルス・パイレーツ>初回、大谷は同点ソロを放つ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   エンゼルス―パイレーツ ( 2023年7月23日    アナハイム )】 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が23日(日本時間24日)の本拠地アナハイムでのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席に5試合ぶりの本塁打となる同点36号ソロを放った。
 初回1死の第1打席で、フルカウントからパ軍の先発右腕ケラーの低めのカットボールを完ぺきに捉える36号アーチ。低いランナーで中堅フェンスを越えた同点ソロは、打球速度112・9マイル(約181・7キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)で角度は19度。今季最も低い角度のアーチに、現地実況は「ショウヘイが36号アーチだ。まるでレーザービームだ!」「四球攻めのフラストレーションを払しょくした!」と叫んだ。

 大谷にとっては17日(同18日)のヤンキース戦で3戦連発となる中越え2ランを放って以来5試合ぶりの本塁打で、シーズン58発ペースとなった。本塁打争いでは、両リーグ単独トップ、ア・リーグでは2位のロベルト(ホワイトソックス)に8本差と“キング独走状態”に入っている。また、これで23球団から本塁打を放ち、残すはエンゼルス以外ではレッズ、マーリンズ、フィリーズ、ジャイアンツ、カージナルス、ナショナルズの7球団となった。

 1点リードの3回無死の第2打席は空振り三振。ベラスケス、レンヒーフォの2者連続アーチに続いて打席に入った5回無死の第3打席はストレートの四球、6回2死の第4打席は左腕ペルドモと対戦して空振り三振だった。

 この日の試合前には、フィル・ネビン監督が大谷の次回登板が中6日を空けて28日(同29日)の敵地ブルージェイズ戦の見通しとなったことを明かした。指揮官は「中5日で27日(同28日)の敵地タイガース戦の登板も視野に入れたが、酷暑のデーゲームや高い湿度による右手中指マメへの影響が懸念される」と説明。「彼に同意してくれた。できれば私は彼に残りシーズンはナイターで登板して欲しいと思っている」と語った。6月下旬に割れた右手中指の爪、その後できた同個所にできたマメはともに現在、問題ないという。

 大谷は前日22日(同22日)のパイレーツ戦は「2番・DH」で先発出場し、4打数無安打3三振。通算の打撃成績は、97試合で368打数111安打、35本塁打、76打点、打率・302、11盗塁、投手成績は19試合で8勝5敗、防御率3・71となっていた。

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