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阪神・伊藤将 “セ界制覇”や!苦手・神宮初星で本拠地6球場勝利 「やられる訳にはいかない」

2023年07月24日 05:45

野球

阪神・伊藤将 “セ界制覇”や!苦手・神宮初星で本拠地6球場勝利 「やられる訳にはいかない」
<ヤ・神>岡田監督(右)とハイタッチをかわす伊藤将(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―2ヤクルト ( 2023年7月23日    神宮 )】 この夜の阪神・伊藤将は、勝負どころで耐えた。1―1で迎えた6回2死一、三塁。5番・オスナに対してカウント3―1からカーブを投じ、中飛に仕留めた。直後に味方が1点を勝ち越し、今季4勝目をゲット。直近2戦はともに踏ん張りどころの中盤で適時打を浴び、唇をかむ結果となっていた。「2回も3回もやられる訳にはいかないと思っていた。なんとか抑えられて良かった」とうなずいた。
 「6回以上は投げようと思っていた」

 立ち上がりの初回から連打で無死一、三塁のピンチを招いたものの、3番・サンタナを二ゴロ併殺に料理。最少失点でしのいだ。2回以外は毎回走者を背負う苦しい展開でも、粘り強くアウトを積み重ねた。本塁打が出やすい球場とされる神宮で、常に低めを意識をして腕を振り続け、ノルマ達成の6回3安打1失点。自身5度目の登板で初勝利を挙げ、これでセ・リーグ本拠地6球場制覇。苦手意識を払拭し、「良かったです」と笑みがこぼれた。

 これで開幕からの先発登板13試合のうち、実に12度目のクオリティースタート(6回以上、自責3点以内)。常に試合をつくる「虎のイニングイーター」が後半戦初勝利を呼び寄せ、首位を守った。

 試合後のヒーローインタビューでは、三塁側から左翼までスタンドを黄色く染めた虎党に「アレができるように頑張ります!」と力強く誓った。その先頭に立つべく、後半戦を好発進した。(石崎 祥平)

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