大谷翔平　5試合ぶり“超低空”36号！シーズン58・3発ペース　エ軍勝利で貯金2

2023年07月24日 07:47

野球

大谷翔平　5試合ぶり“超低空”36号！シーズン58・3発ペース　エ軍勝利で貯金2 — ＜エンゼルス・パイレーツ＞初回、大谷は同点ソロを放つ（撮影・沢田　明徳） Photo By スポニチ

【インターリーグエンゼルス7―5パイレーツ（ 2023年7月23日アナハイム）】エンゼルス・大谷翔平投手（29）が23日（日本時間24日）の本拠地アナハイムでのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席に5試合ぶりの本塁打となる36号ソロを放つなど3打数1安打1打点で、打率は・302となった。チームは7―5で競り勝って再び貯金2とした。

　大谷は、1点を追う初回1死の第1打席で、フルカウントからパ軍の先発右腕ケラーの低めのカットボールを完ぺきに捉える36号ソロ。低いライナーで瞬く間に中堅フェンスを越え、打球速度は112・9マイル（約181・7キロ）で滞空時間は今季最も短い3・99秒、飛距離は410フィート（約125メートル）で、角度は4月18日（同19日）のヤンキース戦で放った4号2ランと並び今季最も低い19度。17日（同18日）のヤンキース戦で3戦連発となる中越え2ランを放って以来5試合ぶりの本塁打で、シーズン58・3発ペースとした。

　本塁打争いでは、両リーグ単独トップ、ア・リーグでは2位のロベルト（ホワイトソックス）に8本差と“キング独走状態”に突入。また、これで23球団から本塁打を放ち、残すはエンゼルス以外ではレッズ、マーリンズ、フィリーズ、ジャイアンツ、カージナルス、ナショナルズの7球団となった。

　3回無死の第2打席は空振り三振。ベラスケス、レンヒーフォの2者連続アーチに続いて打席に入った5回無死の第3打席はストレートの四球、6回2死の第4打席は左腕ペルドモと対戦して空振り三振で、通算の打撃成績は、98試合で371打数112安打、36本塁打、77打点、打率・302、11盗塁、投手成績は19試合で8勝5敗、防御率3・71となった。

　この日の試合前には、フィル・ネビン監督が大谷の次回登板が中6日を空けて28日（同29日）の敵地ブルージェイズ戦の見通しとなったことを明かした。指揮官は「中5日で27日（同28日）の敵地タイガース戦の登板も視野に入れたが、酷暑のデーゲームや高い湿度による右手中指マメへの影響が懸念される」と説明。「彼に同意してくれた。できれば私は彼に残りシーズンはナイターで登板して欲しいと思っている」と語った。6月下旬に割れた右手中指の爪、その後できた同個所にできたマメはともに現在、問題ないという。