×

日大山形 二刀流撃ちで2年ぶり19度目V 160キロマシンの速球対策実った

2023年07月24日 05:00

野球

日大山形 二刀流撃ちで2年ぶり19度目V 160キロマシンの速球対策実った
<日大山形・山形中央>歓喜の輪を作る日大山形ナイン(撮影・小野寺 大) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権山形大会決勝   日大山形6―4山形中央 ( 2023年7月23日    ヤマリョースタジアム山形 )】 高校No・1の二刀流左腕を攻略し、日大山形が2年ぶり19度目の夏の甲子園出場を決めた。1―3の7回2死満塁から、5連打で一挙5得点で逆転に成功。その間、3安打が内野安打と、しぶとくつないだナインに、荒木準也監督は「姿勢は後ろに伝わる。うちらしく、泥くさくいけた。頼もしかった」と目尻を下げた。
 この日のために準備を重ねてきた。最速147キロ左腕に対し、マシン打撃を160キロに設定。左投手の打撃投手を通常より前から投げさせるなど日頃から工夫した。140キロ超の直球に振り負けず、5回までに6安打。また、打者・武田に対しては、その前に走者をためないことを徹底した。走者を置いた状況は5打席で1度のみ。外野手は深い守備位置に就き、初回と9回は大飛球を好捕。無安打に封じ込めた。

 3月のWBCで世界一に貢献したOBの中野(阪神)が躍動する甲子園に乗り込む。「中野さんのように大舞台で活躍したいというのはみんなが思っていた」と今田歩希主将(3年)。今度は自分たちが刺激を与える。(小野寺 大)

おすすめテーマ

野球の2023年07月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム