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ロッテ・和田 本人も指揮官もびっくりプロ1号がV弾!ロッテの快速男、打撃で魅せた

2023年07月30日 05:30

野球

ロッテ・和田 本人も指揮官もびっくりプロ1号がV弾!ロッテの快速男、打撃で魅せた
<ソ・ロ>3回、ソロを放つ和田(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ4―1ソフトバンク ( 2023年7月29日    ペイペイD )】 打った本人も、起用した指揮官もビックリのプロ1号だった。0―0の3回1死からロッテ・和田が大関の2球目144キロの直球を強振。打球は低い弾道で右翼テラス席に飛び込んだ。先制ソロはプロ6年目、通算280試合、192打席目での初本塁打だった。
 「とにかく塁に出ようとバットを振りました。感触?覚えてないです。入ると思わなかったので一生懸命走ってました」

 小川(埼玉)では陸上部所属という異色の経歴を持ち、BC富山から17年育成ドラフト1位で入団。50メートル走5秒8の俊足を生かして21年に24盗塁で盗塁王を獲得した足のスペシャリストだ。今季も勝負どころでの代走や終盤での守備固めが多く、この日は「攻撃ではなく守備範囲の広さを考えて」(吉井監督)の先発起用。指揮官は「ホームランは期待していなかった」と目を丸くした。

 もちろん、和田はレギュラー定着を目指している。最大の課題は打撃。今オフに就任した内田順三臨時打撃コーチの助言でバットを850グラムから1020グラムと重くして短めに持つスタイルに変更した。バットが体から離れて大振りになるスイングを修正。だが例年、夏場に体重が減るのが悩みで、今年も開幕時に76キロあった体重が現在は72キロ以下に。コンディション維持も見据えて26日の西武戦から900グラムのバットに替え、この日の一発につなげた。

 チームは08年以来のソフトバンク戦6連勝。「先制できたこと、そしてチームが勝てたことが何よりうれしい。これからもずっとスタメンで出るという目標に向かって頑張っていきたい」と和田。9番打者が、光り輝いた。(大内 辰祐)

 ≪ロッテの育成ドラフト出身者では柿沼以来の本塁打≫和田(ロ)がプロ1号となる決勝先制ソロ。育成ドラフトでロッテ入りした打者の本塁打は、柿沼(19、21年に各1本塁打)に次ぎ2人目だ。また、和田はプロ6年目。育成ドラフト入団選手では、18年牧原、19年釜元(ともにソ)の8年目、17年甲斐(ソ)の7年目に次ぐ“スロー1号”となった。

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