大谷“敬遠攻め”でエンゼルス連敗 PO進出は崖っぷち、ワイルドカード圏内から5ゲーム差

2023年07月30日 13:16

野球

大谷“敬遠攻め”でエンゼルス連敗 PO進出は崖っぷち、ワイルドカード圏内から5ゲーム差
<ブルージェイズ・エンゼルス>6回、大谷は2打席連続の申告敬遠で一塁へ向かう(撮影・沢田 明徳)  Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス1―6ブルージェイズ ( 2023年7月29日    トロント )】 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、敵地・トロントでのブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。徹底的に勝負を避けられる形となり、2打数1安打2四球(いずれも申告敬遠)1死球で、チームは1―6で敗れて2連敗を喫した。ポストシーズン進出を決めるワイルドカード(WC、地区2位以下の勝率上位3チームがPS進出)争いでは、現在2位タイのブルージェイズ、アストロズとのゲーム差は「5」に広がり、崖っぷちに追い込まれた。
 さらにこの日の試合では、4番・ウォードが顔面に死球を受けてカートで運ばれて退場。トラウト、レンドン、ウルシェラ、ドゥルーリー、ネト…相次ぐ主力の戦線離脱が続く中でのアクシデントで、またも“野戦病院化”が進んでしまった。

 大谷は初回1死、ブルージェイズ・マノアの投じたスライダーが、ワンバウンドで左足首を直撃。球場がどよめく中、大谷は少し笑顔を浮かべながら一塁へ小走りで向かった。0-0の3回には先頭打者として、右中間二塁打で出塁。得点には結びつかなかったが、打線を力強くけん引した。しかし打てば打つほど、勝負からは遠ざかる。0-0の5回1死二塁、申告敬遠で一塁へ。リーグ単独トップ63個目の四球。敵地にもかかわらず、一部からはブーイングも沸き起こった。徹底的に勝負を避けられる形となり、1-2の6回2死一、三塁では一塁に走者がいる状況にも関わらず、この日2個目の申告敬遠。今季初の1試合2敬遠。大谷は表情を一つ変えることなく、淡々と一塁へと歩いた。2死満塁、次打者のモニアクは空振り三振に倒れて無得点。打線がかみ合うこともなく、9回無死一塁からの第5打席は見逃し三振に倒れた。

 試合後、フィル・ネビン監督は、ワイルドカードを争うブルージェイズ戦2連敗に「これまでどの試合も重要だと言ってきたが、スイープだけは避けたい」と話すのがやっとだった。

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