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「令和の3連覇を愛工大名電が成し遂げました!」倉野監督が絶叫 エース笹尾も139球完投で雄叫び

2023年07月30日 04:30

野球

「令和の3連覇を愛工大名電が成し遂げました!」倉野監督が絶叫 エース笹尾も139球完投で雄叫び
<中京大中京・愛工大名電>愛知大会3連覇を達成し記念撮影する愛工大名電ナイン(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権愛知大会決勝   愛工大名電4―3中京大中京 ( 2023年7月29日    岡崎市民 )】 背番号1のユニホームは泥だらけだった。愛工大名電はエース・笹尾日々喜(3年)の3失点完投と逆転打の活躍で3年連続15度目の制覇を遂げた。
 「8回が終わった後に監督から“代わるか?”と言われて“もう1回行かせていただきます”と。“よし、行ってこい”と言われたので、何とか期待に応えたかった」

 志願して上がった1点リードの9回のマウンド。1死から打球が左太腿に当たるアクシデントもあり2死一、三塁を招いたが、最後は二ゴロに仕留めた。139球を投げ切り、雄叫びを上げた。

 「あまり覚えていないんですけど、感情が出てしまった」

 1―2の4回2死満塁で左前逆転2点打。8回には一塁にヘッドスライディングしてアウトになり、そのままマウンドへ上がった。投げて、打って、走って完全燃焼した。笹尾の力投で、選手交代を一人もせずに優勝を決めた倉野光生監督は「令和の3連覇を愛工大名電が成し遂げました!」と客席に向けて絶叫。例年のように際立った選手はいなくても、抜群のチームワークと粘り強さで昨年のベスト8以上を狙う。(山添 晴治)

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