夏の甲子園組み合わせ決定! 「高校ビッグ3」スラッガー、150キロ超剛腕…注目選手続々

2023年08月03日 14:55

野球

夏の甲子園組み合わせ決定! 「高校ビッグ3」スラッガー、150キロ超剛腕…注目選手続々
(左から)広陵・真鍋、花巻東・佐々木、九州国際大付・佐倉 Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権記念大会(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日午後2時から大阪市内で行われ、1回戦の対戦カードが決まった。
 今大会出場選手の顔ぶれを見てみると、1年生の頃から注目を集めた3人のスラッガーが聖地に帰還した。大阪大会で敗退し、甲子園出場はならなかった大阪桐蔭・前田悠伍投手とともに「高校四天王」として注目された強打者の動向が注目される。

 花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)は高校通算140発を誇り「怪物」と称される左の強打者。1メートル84、113キロと恵まれた体格で今秋ドラフト1位候補にも挙がる。今夏は大会前に背中を痛めた影響で状態が上がらずノーアーチに終わったが、2季連続で聖地に帰還。調子は上向きで、自身甲子園初アーチに期待がかかる。

 通算62発の広陵(広島)・真鍋慧内野手(3年)は「広陵のボンズ」と称される左の強打者。こちらも1メートル89、92キロの豊かな体格から強烈な打球を飛ばす。今夏広島大会6試合で20打数5安打(打率・250)、1本塁打、5打点にとどまり、本来の力を発揮できなかった。自身は3度目の甲子園。チーム悲願の夏初優勝に向け、本領発揮となるか。

 九州国際大付(福岡)・佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗内野手(3年)は1メートル84、110キロを誇り、こちらも左の強打者。高校通算31発で、最後の夏も4番としてけん引。ノーアーチながら7試合で打率・435をマークした。こちらも自身としては3度目の甲子園。聖地初アーチが出るか。

 投手では、沖縄尚学の147キロ右腕・東恩納蒼投手(3年)は沖縄大会5試合で31回1/3を投げ、失点・自責ともに0の防御率0・00と抜群の安定感を発揮。今秋ドラフト候補にも挙がり、初戦の投球が注目される。

 昨夏優勝の仙台育英(宮城)は最速151キロを誇るエース右腕の高橋煌稀、153キロ右腕・湯田統真、151キロ左腕・仁田陽翔を始め、140キロ超の投手を複数擁する圧倒的な投手陣。剛腕3人が夏連覇に向けてけん引する。

 専大松戸(千葉)の平野大地投手(3年)は最速151キロを誇る右腕で、千葉大会5回戦・幕張総合戦では、相手の早坂響投手(おと=3年)との県内最速右腕同士の対戦に11球団18人のスカウトが集結し、5安打2失点12三振完投の力投を見せた。自身は2季連続となる甲子園でさらなる飛躍を見せる。

 大阪大会決勝で大阪桐蔭を倒して甲子園出場を決めた履正社の強力な左腕コンビも注目だ。エースの増田壮投手(3年)は最速143キロながら強気の投球とテンポの良さが武器。背番号10の福田幸之介投手(3年)は最速150キロ超を誇り、決勝では大阪桐蔭を3安打完封する快投を見せ、本番でも2枚看板の躍動が見られそうだ。

 星稜(石川)の武内は今秋ドラフト候補に挙がる右腕。先輩でもある奥川(現ヤクルト)と似たフォームから「奥川2世」の呼び声も高く、最速149キロを投げ込む。今夏石川大会では制球に苦しみ、4試合13回を投げ、13四死球と安定感を欠いた。自身は2年春夏に続き3度目の甲子園出場となり、豊富な経験を生かしたいところだ。

 北海(南北海道)の熊谷陽輝(3年)は投手として侍ジャパンU18日本代表候補に選出され、チームでは4番に座り投打でけん引。3月に右ひじを故障したが、春の北海道大会には復帰し、今夏は背番号3を背負ってフル回転した。南北海道大会では21打数16安打13打点、5本塁打をマークし、打率・762と絶好調で40度目の夏出場に貢献した。

 2年生選手では、西武、巨人などで活躍した清原和博氏の次男で慶応(神奈川)の勝児内野手が最後の夏を聖地で迎える。今春選抜は「5番・三塁」で出場も、今夏は背番号15で控え。1年留年しており高校最後の公式戦となるが、父も活躍した場所で出番を待つ。

 <スポニチ厳選!105回大会に出場する注目選手>
北海     熊谷陽輝内野手(3年)
クラーク   新岡歩輝投手(3年)
八戸学院光星 中沢恒貴内野手(3年)、岡本琉奨投手(2年)、洗平比呂投手(2年)
花巻東    佐々木麟太郎内野手(3年)、北條慎治投手(3年)
仙台育英   山田脩也内野手(3年)、高橋煌稀投手(3年)、湯田統真投手(3年)、仁田陽翔投手(3年)
日大山形   菅井颯投手(3年)
聖光学院   高中一樹内野手(3年)
前橋商    清水大暉投手(2年)
土浦日大   小森勇凛投手(3年)
浦和学院   三井雄心外野手(2年)
専大松戸   平野大地投手(3年)
日大三    安田虎汰郎投手(3年)
慶応     清原勝児内野手(2年)、小宅雅己投手(2年)
上田西    横山聖哉内野手(3年)
浜松開誠館  近藤愛斗投手(3年)、広崎蓮内野手(3年)
星稜     武内涼太投手(3年)
大垣日大   高橋慎捕手(3年)
近江     横田悟内野手(3年)
履正社    福田幸之介(3年)、西稜太外野手(3年)、森田大翔内野手(3年)
智弁学園   松本大輝外野手(3年)、中山優月内野手(3年)
社      高橋大和投手(3年)
市和歌山   栗谷星翔投手(3年)、麹家桜介捕手(2年)
広陵     真鍋慧内野手(3年)、高尾響投手(2年)
英明     寿賀弘都投手(3年)
徳島商    森煌誠投手(3年)
九州国際大付 佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗内野手(3年)
鳥栖工    松延響投手(3年)、松延晶音捕手(3年)
創成館    永本翔規投手(3年)、福盛大和投手(3年)
東海大熊本星翔 百崎蒼生内野手(3年)
明豊     中山敬斗投手(3年)
神村学園   今岡歩夢内野手(3年)
沖縄尚学   東恩納蒼投手(3年)、仲田侑仁内野手(3年)

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