巨人・岡本和真「また“空気”って言われないように」 原監督の「和真いた?」から8打席4発

2023年08月03日 21:47

野球

巨人・岡本和真「また“空気”って言われないように」 原監督の「和真いた?」から8打席4発
<巨・ヤ>8回、勝ち越しソロを放ちナインに迎えられる岡本和(撮影・光山 貴大)  Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2023年8月3日    東京D )】 巨人の主砲・岡本和真内野手(27)がヤクルト戦(東京D)で2回の先制25号ソロに続いて、8回には決勝の26号ソロ。2日連続で決勝弾を含む2発という異次元の活躍でチームを勝利へと導いた。なお、岡本和の2試合連続マルチ本塁打はプロ9年目で自身初。
 6試合連続で一塁に入り、先発出場。0―0のまま迎えた2回、先頭打者として入った第1打席で相手先発左腕・ピーターズがカウント2―2から投じた5球目、高め147キロ直球を左翼スタンドへ放り込むと、1―1で迎えた8回の第4打席では相手3番手右腕・清水がフルカウントから投じた6球目、内角フォークボールを左翼ポール際へぶちこんだ。

 8回まで127球を投げていた先発右腕・戸郷翔征投手(23)を筆頭にベンチはお祭り騒ぎ。戸郷先発試合ではこれで今季9本塁打となり、主砲の援護に力をもらった新エース戸郷は9回を149球で投げ切ってセ・リーグ最速で10勝に到達、2年連続の2桁勝利達成となった。

 2日連続のお立ち台へ、戸郷とともに上がった岡本和。戸郷が「8回に和真さんのホームランで、気合入りました、はい」と満面笑みで声を弾ませると、続いてコメントを求められ「メチャクチャ頑張ってくれてたんで、なんとかしてあげようと思ってメチャメチャ気持ち入れていきました」と打席に向かう際の心境をまずは吐露した。

 そして、新エースそして投手キャプテンとして力投の続く後輩の頑張りにチームキャプテンとして「本当にメチャクチャ…いつもありがとうございます」と感謝コメント。岡本和らしい朴訥とした口調にスタンドのG党からは微笑ましい笑い声も漏れた。

 1日のカード初戦では得点圏も含めて4打数無安打に終わり、チームは0―1敗戦。試合後には原辰徳監督(65)から「和真、いた?きょう」と強烈な一言をもらった。

 だが、それから一夜明けた2日の同戦では決勝弾を含む2発3打点。同じく2本塁打した坂本勇人内野手(34)と上がったお立ち台では「きのうは“空気”って言われたんで。まぁ、きょうはちょっとおったかなぁーと思います、はい」と話していたが、この日は「もう切り替えて、きょうはきょうでやってたんで」としながらも「また“空気”って言われないように頑張ってたので。頑張ります」とキッパリ。2日間で8打席4発という内容に胸を張っていた。

 これでリーグ2位の19本塁打を放っている村上宗隆内野手(23=ヤクルト)の目の前で7本差。3安打2打点で63打点としてセ・リーグ2冠をキープしている。

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