阪神・近本 もう全開や! 「強いスイングを心がけた」骨折から復帰後初アーチ、8試合連続安打

2023年08月03日 05:15

野球

阪神・近本 もう全開や! 「強いスイングを心がけた」骨折から復帰後初アーチ、8試合連続安打
<中・神(17)>3回、近本は同点ソロを放つ(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1ー3中日 ( 2023年8月2日    バンテリンドーム )】 「空砲」の一言では片付かない、意義のある一発だ。近本が7月22日のヤクルト戦で右肋骨骨折から復帰以来、10試合計45打席目にしてついに本塁打が飛び出した。1点を追う3回2死無走者。先発のメヒアが投じた内角高め直球を振り抜き、右翼席へ豪快な5号ソロ。6月30日の巨人戦以来となる鮮やかな放物線だった。
 「しっかり強いスイングをすることを心がけた。浮いてきた甘い球を1球で仕留めることができて良かった」

 前日まで5試合続けていた複数安打こそ途切れたものの、8試合連続安打をマーク。初回の左飛、6、8回の中飛も、ほんのわずかな差で外野手の守備範囲にとどまった。岡田監督も「(状態は)もう普通じゃないか。あとのアウトのな、センターの方のな、悪い当たりじゃないもんな。今日でもな」。背番号5の復調ぶりに太鼓判を押す。悪夢の骨折から、この日でちょうど1カ月。優勝争いを大きく左右するであろう長期ロードに合わせて、きっちりと状態を上げてきた。

 「内容的にも、イメージの範ちゅうで出ている。今は(体の)状態はどうでもいい。結果の方が大事なので」

 これで7月29日の広島戦以降、チームは4試合連続で本塁打を記録した。この数字は今季最長。わずか4安打に封じられはしたが、過度に悲観する事態ではない。2位・広島がDeNAに勝利し、ゲーム差は再び1に。残り50試合を切り、1勝が大きくものを言う時期に入った。最下位・中日からの取りこぼしは決して許されない。だが近本は冷静だ。

 「どんな状況でも落とせないと思う。頑張ります」

 3カード連続勝ち越しが懸かる重要な第3戦も、そのバットで鋭く突破口を切り開く。(八木 勇磨)

 〇…阪神は今季初の4試合連続本塁打。昨季9月20~28日の5試合連続以来。3試合以上は今季4度目。バンテリンドームの中日戦、同一カードでの2試合連発は18年8月21、22日以来5年ぶり。きょう3日も打って同一カード3戦連続本塁打なら05年8月9~11日、08年9月15~17日に続く15年ぶり3度目になる。

おすすめテーマ

2023年08月03日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム