巨人・戸郷翔征 令和に149球の熱投、10K完投 圧巻投球で10勝セ一番乗り

2023年08月03日 21:21

野球

巨人・戸郷翔征 令和に149球の熱投、10K完投 圧巻投球で10勝セ一番乗り
<巨・ヤ>完投勝利の戸郷(左)は大城と抱き合って喜び合う(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2023年8月3日    東京D )】 巨人の戸郷翔征投手(23)がヤクルト戦(東京D)に先発登板。今季最多の149球で今季最多タイの10三振を奪う力投を見せ、9回5安打1失点と好投してリーグ最速の10勝目(2敗)を手にした。戸郷の2桁勝利は自己最多12勝をマークした昨季から2年連続2度目。
 初回から150キロを超える直球で押し、並木、武岡の1、2番コンビを連続三振に斬って取るなど3者凡退スタート。2回は先頭・村上に初球スライダーを右翼線へ二塁打とされて無死二塁のピンチを招いたが、1死一、二塁からオスナを併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。

 その裏には、前夜の同戦で決勝2ランを含む2発3打点と活躍した主砲・岡本和が先制の25号ソロ。岡本和は戸郷の先発試合ではこれで今季8本目の本塁打となった。

 5回に1死から山田、オスナの連打で1―1の同点とされた戸郷だったが、相手先発左腕・ピーターズが6回7安打1失点で先に降板するなか、戸郷はその後も続投。すると、8回には岡本和に戸郷先発試合で今季9本目となる26号ソロが飛び出してついに1点勝ち越した。

 8回までに127球を投げていた戸郷だったが、9回も続投。9回は塩見の右前打と村上への四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、ここからサンタナをオール直球で3球三振、代打・青木を二ゴロに打ち取り、最後は宮本を左飛に仕留めて得点を許さなかった。140球を超えた9回も直球は150キロ台を連発。力で押して勝ち切った。

 投球内容は9回で打者34人に対して149球を投げ、5安打1失点。10三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は152キロだった。

 戸郷は6月14日の西武戦(東京D)で8勝目を挙げて以降は好投しても援護に恵まれず、3戦連続勝ちなしで前半戦を終了。前回登板した7月27日の阪神戦(甲子園)では7回9安打5失点と打たれながらも、9点という打線の大量援護もあって43日ぶりとなる9勝目をマークしていた。

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