大会初日にいきなり激突!主将も闘志 夏連覇狙う仙台育英「投打で圧倒」、浦和学院「全員で食らいつく」

2023年08月03日 15:05

野球

大会初日にいきなり激突!主将も闘志 夏連覇狙う仙台育英「投打で圧倒」、浦和学院「全員で食らいつく」
<高校野球組み合わせ抽選会>大会の組み合わせが決定した(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権記念大会(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日午後2時から大阪市内で行われた。
 昨夏優勝校で2年連続30度目出場の仙台育英(宮城)と浦和学院(埼玉)が大会第1日第3試合で対戦することが決まった。

 甲子園の夏連覇は2004年、05年の駒大苫小牧(南北海道)以来出ておらず、仙台育英は史上7校目となる偉業に期待がかかる。

 対戦が決まり、浦和学院・江口主将は「初日第1試合で仙台育英さんとやるんだぞっていう話を事前にしていて。第1試合ではなかったですけど、もってるなと思いました。イメージもばっちりです」とニンマリ。「モットーでもある全員野球をして、仙台育英さんの強力な投手陣や打線に食らいついて最後まであきらめなずにがんばりたい。3学年それぞれ試合に出ているし、いろんなところから作戦ができる。一つの策にはまることなくいろんなことができるチーム。目の前を一戦必勝、全力で頑張りたい」と意気込んだ。

 仙台育英・山田主将は「自分たちも初日に向けて準備してきた。まずは初日に試合ができるのは良かった」。連覇を期待される中でも「優勝ということは目指しているけれど、どの相手がきても一戦必勝という言葉を忘れず、全力を尽くして戦いたい」と初戦に狙いを定めた。一番は打撃を強化してきたし、投手陣も順調に伸びてきている。投打で相手を圧倒できるように初回の入りからいきたい」と話した。

 仙台育英と浦和学院は過去、夏の甲子園で2度の対戦がある。

 2013年の夏は1回戦で対戦。春夏連覇がかかった浦和学院の2年生エース・小島(早大-現ロッテ)は足をつりながらも182球を投げた。8回2/3で11失点を喫し、監督から交代を告げられてベンチに戻ると涙を流した様子が語り草となった。仙台育英は壮絶な打撃戦を制し、11-10でサヨナラ勝ち。1番・熊谷敬宥(立大-現阪神)がサヨナラ打を放って春夏連覇を阻止し、高校野球ファンの記憶に残る激闘として知られる。

 2度目の対戦は2018年夏。仙台育英・須江監督が就任し、初めての夏の甲子園でいきなりの対戦となった。浦和学院が9-0でリベンジした。

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