関西大学野球リーグ
【関西六大学野球のキーマン】龍谷大・中沢「絶対に戻ってきてやる」 神宮での雪辱期し連覇狙う
2022年03月31日 05:35
野球
なにげない会話から得たヒントで、躍進した昨秋を上回る成績を残す。龍谷大のエース左腕・中沢嶺は目標を高く「5勝」と掲げた。
「全校から勝てば5勝になる。去年より成長していきたいと思っているので、5勝はしたい」
昨秋は一気にブレークした。先発の柱としてリーグ優勝に導いただけではなく、4勝、42奪三振はいずれもリーグ1位で、担当記者クラブ賞とベストナインをダブル受賞。関西選手権でも第2代表の座を勝ち取ったが、神宮大会では神奈川大に初戦敗退。自身は3回1失点とまずまずも、敗戦投手となり「めちゃくちゃ悔しかった。絶対に戻ってきてやる、と思って神宮を後にしました」と鍛錬の原動力になっている。
昨秋のプロ野球・日本シリーズ後、父・紳浩さんと交わした会話が、投球の幅を広げるかもしれない。野球経験のない父から「オリックスの宮城って、カーブを覚えてから良くなったらしいよ」と聞き、YouTubeで研究。ボールを抜く感覚を得たことで、得意のカットボールにも生きるようになった。今オフはへその下の丹田を意識してウエートトレに取り組み、入学時から体重10キロ増。細身で無名だった高校時代の面影は、もうない。
成人式では旧友たちから「プロに行ってくれ」と言われ、「頑張るわ、絶対行く！」と返事した。「まだ自分の中で昨年は実力で抑えたとは思っていないですが、言ったからにはもっと活躍して有言実行できるように」。この春、昨秋の輝きが実力だったことを証明する。
◇中沢 嶺（なかざわ・りょう）2002年（平14）1月11日生まれ、滋賀県近江八幡市出身の20歳。近江八幡小4年から八幡シャークススポーツ少年団で野球を始め、八幡中では竜王ジャガースに所属。比叡山では1年秋から背番号11でベンチ入りし、3年春からエース。龍谷大では1年秋からリーグ戦に登板し通算18試合8勝2敗、防御率1・83。最速145キロに球種はカットボール、カーブ、チェンジアップを操る。1メートル78、78キロ。左投げ左打ち。
昨秋は一気にブレークした。先発の柱としてリーグ優勝に導いただけではなく、4勝、42奪三振はいずれもリーグ1位で、担当記者クラブ賞とベストナインをダブル受賞。関西選手権でも第2代表の座を勝ち取ったが、神宮大会では神奈川大に初戦敗退。自身は3回1失点とまずまずも、敗戦投手となり「めちゃくちゃ悔しかった。絶対に戻ってきてやる、と思って神宮を後にしました」と鍛錬の原動力になっている。
昨秋のプロ野球・日本シリーズ後、父・紳浩さんと交わした会話が、投球の幅を広げるかもしれない。野球経験のない父から「オリックスの宮城って、カーブを覚えてから良くなったらしいよ」と聞き、YouTubeで研究。ボールを抜く感覚を得たことで、得意のカットボールにも生きるようになった。今オフはへその下の丹田を意識してウエートトレに取り組み、入学時から体重10キロ増。細身で無名だった高校時代の面影は、もうない。
成人式では旧友たちから「プロに行ってくれ」と言われ、「頑張るわ、絶対行く！」と返事した。「まだ自分の中で昨年は実力で抑えたとは思っていないですが、言ったからにはもっと活躍して有言実行できるように」。この春、昨秋の輝きが実力だったことを証明する。
◇中沢 嶺（なかざわ・りょう）2002年（平14）1月11日生まれ、滋賀県近江八幡市出身の20歳。近江八幡小4年から八幡シャークススポーツ少年団で野球を始め、八幡中では竜王ジャガースに所属。比叡山では1年秋から背番号11でベンチ入りし、3年春からエース。龍谷大では1年秋からリーグ戦に登板し通算18試合8勝2敗、防御率1・83。最速145キロに球種はカットボール、カーブ、チェンジアップを操る。1メートル78、78キロ。左投げ左打ち。
